2008-01-01から1年間の記事一覧
白菜やニラやキャベツはひとり暮らしだと使い切るのがもっと大変です(買うけど)。あと、食材をダメにしてしまったときのがっかり感と言ったらないですよね(ブロッコリーはすぐにダメになる)。そして、冷蔵庫の食材を思い出しながら、レシピを考えてうま…
アニメのためにアフタヌーンを買っていたとき以外は、ずっとコミックス派だったので、降幕もコミックス発売まで待ちました。21日は、書店で平積みしている前をむやみに行ったり来たりして、手に取ってからもしばらく本屋を無駄にうろついて、仕方がないので…
表紙を飾る下村冨美のイラストと中身の雰囲気がよくあってました。雑誌記者里見高広と人気絵師有村礼が明治の東京に起こるささやかな事件を解決する帝都探偵物です。 母親に捨てられた子や、美しさのために手段を選ばない女性、自分を省みなかった夫に復讐す…
レポ書こうと思っていたのですが、書いたら京大文化祭本部に届けないといけないらしいのでやめときます。著作権がらみかな。著作権に関しては、整備や共通認識の形成が追いついていないのか、すっきりしないことが多いなあ。
猿や狐が出てきて動物まつりな演目でした。 「靱猿」は大変理不尽なお話でした。天気がいいのでおさんぽに出かけた大名が、その辺を流していた猿回しの猿を見て「あ、あれ壊れちゃった矢筒の革にちょうどいんじゃね」と言い出したので、猿回しが猿を泣く泣く…
サミスとの戦いの後、カルウィンたちは、海賊たちにとらわれた風使いの少女たちをたすけ、ミカの故郷ラヴァミー島に歌術師の学寮を作ろうと計画していた。ある時、海賊から助け出したヘーベンという青年から、メリツロスでは歌術の才を持つ子供は宮殿に連れ…
エスキモーの少年イービクが、初めてのセイウチ狩りで父を亡くしてから、飢えに苦しむ家族を救うため助けを呼びに行く途中で、クマを仕留める話。 う〜ん、なんというか、訳文が! 訳があんまりよくなくて、ほとんど感情移入できませんでした。グリーンラン…
オルトー一家は子沢山で、芸術家の長男ヤープ、看護師の長女ミープ、しっかり者の次女ルート(8歳)、落ちこぼれの次男ヤン、元気いっぱいの三男ピーター・ピム(6歳)、末娘のアンネ(1歳)にお父さんとお母さんの8人家族です。これに亡命ユダヤ人でほとん…
オランダの子どもたちの日常を丁寧に描いていて、読む前とイメージが少し変わりました。「あらし」とはナチスドイツによるオランダ侵略を示しているので、悲惨な戦争ものかと思っていたのですが、直接的な戦火の記述はなく、ほとんどはオルトー一家の温かい…
東京で子育てしている友達に会いに上京したついでに、気になっていた展覧会に行ってきました。…国立科学博物館がかもされまくっていました。「菌学者の部屋」に樹先生がいたよ! 海洋堂製の菌フィギュアが会場のいたるところに飾られていて、本当に何の展覧…
加門七海と心霊に親和性の高い人々の対談集。 なんといっても注目は、ミステリーハンターとして長年活躍している竹内海南江さんとの対談です。「世界ふしぎ発見!」の取材で出会った世界の神秘スポットでの体験というのが珍しくて、おもしろかった! ご本人…
バイクでひとり旅をしていた青年が旅先で出会ったのは、老いた旅芸人の男だった。老人は、古い芝居小屋で、芝居にまつわる妖しくも哀しい物語を語り出す…。 数日をかけて、老人が自分の人生で聞いた、あるいは経験した怪奇譚をぽつりぽつりと語り聞かせてく…
『武士道シックスティーン』の続編。前回は剣道一直線の磯山香織ちゃんでしたが、今回はお気楽不動心の甲本早苗が壁にぶちあたります。九州の剣道強豪校に転校して、指導法や部の雰囲気になじめないことをきっかけに、剣道をする自分を見つめなおすという、…
なんでこの版画家を知っていたのかは思い出せませんが、とにかく展覧会があると聞いて行かなくては! とはりきって姫路まで行って参りました。しかも、前期と後期で作品を総入れ替えするので、2週続けて。行った甲斐がありました…! 川瀬巴水は、明治16(188…
「ぼく」のおなかの中には、幼い頃から<ジョージ>という男の子がいて、ぼくたちはいつも一緒だった。ジョージは、口は悪いけど記憶力がよくて、テストのときはいつも協力してくれる。ぼくたちはうまくやっていたんだ。ぼくがウィリアムと友達になるまでは…
身もフタもない登場人物がいる一方で、ロマンティックな話もあるのがグリム童話ですが、中でも私が好きなのが「六羽の白鳥」です。人から白鳥へと変身するメタモルフォーゼの魅力もさることながら、約束を守り通す妹のけなげさや、王と妹の愛情の深さなど、…
グリム童話の結末は、「めでたしめでたし」で終わるか、ひどい目にあって終わるかの両極端だという思い込みがあったのですが、意外ともとの木阿弥に終わる話もあって、よく知っているつもりの話も読み返すとおもしろいなあと思います。 愚か妻が次々と財産を…
舟崎さんの作品はエッセイに限らず、どうもこう、なんとも言えないざらざらとした違和感を感じます。熱狂的なファンがいる一方で、苦手だという人も多い作家ですよね。私にとっては、苦手でありつつもその違和感に奇妙にひきつけられる不思議な作品群を書く…
ウィリアム・モリスに代表される「日常のなかに芸術を」という運動が生み出した工芸品の、主にヨーロッパと日本の作品を見ることができます。陶器や燭台など、美術品としての価値の高いものもいいのですが、カトラリーや家具など、本当に実際に毎日使ってい…
「雨柳堂」も「蟲師」も終わってしまって、後はこれと「もっけ」が残る楽しみです。まあ、作品はいつか終わるしね。桜と糸巻きの話が絵的に怖かった〜。律はなんだかんだ言って司に焼き餅を焼いてみごとに振られていました。律くんも彼女作りなよ…でもフラグ…
いつもいつも「超」ややこしい血縁関係で、何回読んでもよく分からないと思っているのは私だけではないらしく、見返しに人物相関図がついてました。しかしはあとマークがとんでるのは、花音仕様なのか…。できればおじいちゃんズの上の世代の家系図も入れとい…
出版ペースが早いと思ったら、連載誌のビッグコミックは隔週雑誌なんですね。それにしてもこれだけのネタがよく次々出てくるものだとおもいます。鯨に関しては、私は食べちゃった方が供養になるんじゃないの派ですが、どちらとも取らずに雌雄の情愛の物語に…
太子はほんとに暇人だな! 仕事しろ。あんまりインテリヤクザの設定が生かされていないような気がするんですが…。美人の暗殺者に毎度命を狙われるだけとは情けない。でもペットと子どもには懐かれるんだよな、ダメ男だから〜?陳さんがいつ総白髪になるか心…
「手の目」お久しぶり〜。律儀にお座敷を勤めたのは前半のみで、後半はなんだかえらい美女に成長した「手の目」が難儀な三角関係に巻き込まれる色っぽい展開になっていて驚きました。で、こういうシリーズには必ず影を見せる「例のあの人」もきちんと登場し…
一人の男の望郷と再生の人生を偽汽車民話とリンクさせた「廃線」が、小さな物語ながらしみじみと良かったです。最近、やや強引というか力業が勝ちすぎているかなという気がしていた宗像教授シリーズですが、この巻は伝奇とエモーショナルな物語が上手く融合…