2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

13冊

ながすぎる蛇のアンソロジー

巳年なので。

宗像教授異考録 第十三集

とりぱん9

ねこあきない4

ドリームイーター

華陀風来伝1

乙嫁語り2

おおきく振りかぶって15

なごみさん1

ペンギン・ハイウェイ

京都も大学生も出てこない、森見登美彦の新境地。 「ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。」という主人公のアオヤマ君と、友達のウチダ君、チェスの強いハマモトさん、腕力少年のスズキ君という顔ぶれと、彼ら…

ゲゲゲの女房「貧乏神をやっつけろ!」「連合艦隊再建」「初めての里帰り」

さぼっている間に、藍子ちゃんが育ってしまった。 「貧乏神をやっつけろ!」 おとうちゃんとおかあちゃんの手作りのひな人形。子どもの初節句祝いを生活費に変えなければいけないほどの貧乏どん底であっても、あんまり悲壮感がないのがいいですね。不動産屋…

銀の枝

ともしびをかかげて 上下

家族トランプ

何のとりえもない女の子が、白馬に乗った王子様に見いだされて、幸せをつかむという、見事な王道物語。王子様は、才色兼備の女上司で、お城は、東京下町にある小さな食堂ですが…。うーん、いいお話なんだろうけど、なんかもやもやするなあ。 たぶん、ヒロイ…

引き出しの中の家

ガーリーなコロボックル物語。 引き出しの中に人形の家を作るこまごまとした工作や裁縫の様子、そして、小さな盆栽で花見をする小人たちの姿など、「床下の小人たち」「コロボックルシリーズ」から連綿と受け継がれる小さい人の物語の魅力が存分に描かれていま…

パスタマシーンの幽霊

第1話「海石(いくり)」から、川上弘美さんお得意の、不思議な生き物が出てくるファンタジックな短編集かと思いましたが、そのあとは若い女性が主人公の意外と現実的なお話でした。しかし、川上弘美らしく、どこか浮世離れした雰囲気で、なんとも気持ちのいい…

ゲゲゲの女房「こんにちは赤ちゃん」

こんにちは赤ちゃん、こんにちは貧乏神。 そして、さようなら中森さん(涙)。おばあちゃん(ナレーション)にまで「空気のように」などと言われていましたが、あの情けなさそーな顔がもう見られないのかと思うと、そこはかとなくさびしいです。どんなにがん…