菌類のふしぎ展 東京国立科学博物館

    
 東京で子育てしている友達に会いに上京したついでに、気になっていた展覧会に行ってきました。…国立科学博物館がかもされまくっていました。「菌学者の部屋」に樹先生がいたよ! 海洋堂製の菌フィギュアが会場のいたるところに飾られていて、本当に何の展覧会だか。会場は結構な人出で、老若男女関係なく、たくさんの人が熱心に展示品を見ていました。
もちろん展示品も充実していて、とてつもない数の担子菌(きのこ)の樹脂標本がずらっと並んでいたり、光るキノコや冬虫夏草の実物があったり、と見ごたえがありました。
面白かったのが、展示ケースが全てダンボールでできていたこと。手触りがいい上に視覚的にも邪魔にならないんですが、存在感があってとても印象に残ります。そのダンボールに、石川雅之氏がいたるところに落書きをしてあって、それを探すのも楽しみのひとつでした。太っ腹にも館内撮影可でしたので、わたしも写しまくってきました。普通に展示ケースだけじゃなくて、トイレの洗面台とかにも菌がいましたよ。チケットも通常版はオリゼー、限定版はクリソゲノムなど、とにかくスタッフの遊び心と、学芸員の意気込みが随所にあらわれている、とても楽しい展覧会でした。