2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

36冊

呼出し1

う、上手すぎる…。絵もせりふ回しも、ストーリー展開も、あまりに完成度高くて絶句しました。相撲好きの両親によって「呼出し」として相撲界に放り込まれ(そうになっている)少年のお話です。続きがめちゃくちゃ楽しみなのですが、中村明日美子さんは、いま…

林家三平の実話怪談

北野誠の実話怪談 おまえら行くな 黄泉帰り編

知的生産の技術

図書館で追悼展示をしていました。 かな文字タイプライターなどには時代を感じさせられますが、「過去の自分は他人である」、よって「情報はとりだしやすく整理すべきである」、「その方法は、誰でも習得すべき技術である」という基本的なところは、いまでも十…

「雲」の楽しみ方

出版当時、チャレンジ→挫折したのですが、予備知識を仕入れてから再挑戦しました。2週間かかりましたが、楽しく読了。飛行機雲が温暖化の主原因!? とか、雲の軍事利用などトリビアいっぱいでした。 もともとぼけっと空を見るのは好きなのですが、「名付け…

雲の手帖

帰省中、瀬戸内海の空に虹色に輝く雲を見ました。う〜ん、これは「彩雲」というんじゃないかな…とぼんやり思ったのですが、自信がなかったので、この本で調べてみました。彩雲に関しては、ビンゴだったんですが、さらに雲って十種類に分類できるんだ! とい…

夏休み文楽特別公演「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)住吉鳥居前の段・内本町道具屋の段・釣船三婦内の段・長町裏の段・田島町団七内の段」「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)寺入りの段・寺子屋の段」「日本振袖始(にほんふりそではじめ)大蛇退治の段」国立文楽劇場

夏バテのせいか、集中力がなくて全体的にうつらうつらとしていました。 夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ) 中央14列35番 今回ようやく、住大夫さんの声が若手中堅の大夫さんたちと違うということがはっきりとわかりました。ボーっとしていたのが、釣舟の…

借りぐらしのアリエッティ

きれいにまとまっていました。美術は文句なくきれいですし、登場人物も個性的、小人たちの借りぐらしの様子も細やかに描かれています。及第点。と、いう感じで、よかったんですが、物足りない、というのが全体の感想です。以下畳みます。

白紙魚取扱店美髯堂

玲瓏館健在なりや

怪談実話系4

現代萌衛星図鑑

絵が持つ力ってすごいなあ。擬人化された衛星が華を添えていますが、それとは別に描かれている衛星本体(?この場合こういうのか?)や発射ロケットの絵が、「これがどういう機体か」ということをわかりやすく示しています。写真だと、どこを見ればいいのか…

緑金書房午睡譚

「眼鏡を外したら(若しくは前髪を上げたら)超絶美形」ルールがいつ発動するかと、気が気ではありませんでしたが、ぎりっぎりで回避されたようで一安心しました。

嵐が丘(上)(下)

面白すぎて、一気に読んでしまいました。古典がこんなに読みやすくていいのでしょうか。 キミたち、思ったことをそのまま口に出し過ぎ! もう少し空気を読んで発言を控えようよ! と何度突っ込んだことか。でも、なんとなく、だんだんと清々しい気分になって…

ゲゲゲの女房「来るべき時が来た」

このドラマの肝心かなめの部分、続きが楽しみで、帰宅するとすぐに再生ボタンを押す毎日でした。 テレビ買って、電話引いて、質草を全部受け出して、この1週間で村井家は様変わりしました。質屋での「全部!出してください」はスカッとしました! でも質屋…

赤い沼

グリーンエンゼル

山本耳かき店

この話には、この絵しかないと思わせる独特の雰囲気をもった掌編集でした。「ガロ」にでも載っていそうな作風ですが、そこはかとなく洗練されているようにも思えます。 カバーの絵がすごくいいです。半開きになった障子の隙間から、耳かきをしてもらっている…

女神さまと私2

えええ〜、ここで終わり!? 掲載誌が「ジャンプ」なら、打ち切りと思われても仕方がないような終わり方だなあ。もうちょっとライラの不気味な顔や、ジェラルディンとマーカスの進展を見ていたかったです。

もやしもん9

前回に引き続き、どうしたことだ。「もやしもん」のくせに、ちゃんとしたストーリー漫画になっているではないか。今回は、「農」に関するアンタッチャブルな部分に触れつつ、恋に研究に大忙しな農大の学生たちがひとつの目標(日本酒造り)に向かって動き出…

放課後のカリスマ4

続きがどうなるかもさることながら、ちゃんと着地するのかハラハラしながら読んでいるスリリングな作品です。 帯で「覚醒せよ、ヒトラー」というあおりが付いていましたが、さっそくぐらついてる彼。気弱で優しいところも、真実だと思うので、ぜひジャンヌが…

幻月楼奇譚3

太鼓持ちというのは、あまりメジャーな職業(?)ではないと思うのですが、なぜか続けて幇間がメインキャラを務めるマンガを読んでしまいました。今市子さんのシリーズでは、「百鬼夜行抄」の次にこの作品が好きです。怪談を芸とする幇間が主人公という設定…

幇間探偵しゃろく1

頼りない若旦那と海千山千の幇間のコンビが事件を解決する、推理あり人情ありの明治もの。絵がとても好みだし、描かれている風俗も雰囲気があって読み応えがありました。

拝み屋横丁顛末記13

コンスタントに面白い。イイ話とギャグ回の配分が、私の好みにぴったりです。

サマーウォーズ3

原作アニメに忠実な漫画化でした。後日談は、もうちょっとページがあっても…というのは贅沢ですね。 8月6日(金)は、金曜ロードショー! あと、できればどこかで「マイマイ新子と千年の魔法」をやらないかしら。

夏目友人帳10

「蛍火の森へ」でも思ったけど、こういう人外との恋を描かせたら、緑川さんの筆は冴えわたりますね。次巻は田沼とタキがメインのようなので、楽しみです。

賢い犬リリエンタール3

リリー!(涙) ネットのウワサで薄々知っていたけど、打ち切りかあ…(涙)。せっかくメジャーどころで、心底楽しみにできるマンガに出会えたと思ったのに、ジャンプシステムのキビしさを痛感しました。魅力的な新キャラもぞくぞく登場して、これからも面白…

この落語家をよろしく

勝田文さんが挿絵を描いているし、「ちりとてちん」を見ていて、落語に興味が出て来たので、参考になるか思ったのだけど…関東の落語家さんがほとんどなので、この人の落語聴きたいな、と思っても気軽には行けない罠。しかも、初回から人気落語家のチケットが…

山田野理夫東北怪談全集

山田野理夫さんの文章って独特だなあ。言ってはなんですが、へたウマな感じ。ときどき、流れに脈絡がなくなるところとか、大事なところをあっさり流しちうそっけなさとかが、あとからじわっと怖さを運んできます。