152北のはてのイービク

北のはてのイービク (岩波少年文庫)
 エスキモーの少年イービクが、初めてのセイウチ狩りで父を亡くしてから、飢えに苦しむ家族を救うため助けを呼びに行く途中で、クマを仕留める話。
 う〜ん、なんというか、訳文が! 訳があんまりよくなくて、ほとんど感情移入できませんでした。グリーンランドの伝統的な先住民族の暮らしや考え方など、興味深い描写はあるのですが、どうも文章がカクカクしていて読みづらかったです。
 訳者はあまり児童文学になじみのある人ではないみたいで、本書の魅力が伝わってきませんでした。残念。