2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧
動物学者アスビョルンセンによって集められたノルウェーの民話集。意外と知っているお話が多いのは、「北欧民話」とひとくくりにされて日本によく紹介されているからでしょうか。 「北風をたずねていった男の子」は『北風のくれたテーブルかけ』、「パンケー…
「秘密の花園」を読みかえしていたころに出版されて実にタイムリーでした。レシピだけではなくて、その料理の歴史的背景や秘密の花園においてどういう役割を果たしたか、というコラムも充実していていて、読み応えがありました。 イギリスの児童文学には、聞…
前半がメアリの物語なら、後半はコリンの物語。メアリがコリンを叱りとばすところは、いつ読んでもすかっとします。一方的にメアリが精神的な優位に立っているわけではなくて、わがままな子どもがかんしゃくをぶつけ合っているだけなところも、はたから見て…
読み返してみると、改めて冒頭のシーンのあまりの非道さに戦慄します。9歳の少女がネグレクトのあげく、コレラで家族が死に絶えた屋敷にひとりぼっちで忘れ去られていたのですから。最初に読んだとき、論評されているほど、メアリは「児童書らしからぬ、かわ…
大阪天王寺時の境内で行われた野外講演に行ってきました。ちょうど古本市のある日だったので、最終日店じまいの始まる3時半頃に天王寺に行って、古本を漁り、近くの中国茶のお店で本を読んで開演までの時間をつぶしました。会場は6時半だったのですが、少し…
未視聴回:第三話〜十二話 評価:評外(A.好き B.まあまあ C.つまんない ±.脚本、作画、キャラクター等、作品全体の出来) 原作:未読 OP・ED OP「旅の途中」毎回、このオープニングのためにテレビをつけてた。作詞作曲を見て納得。私が好きなはずだ…
未視聴回:なし 評価:A−(A.好き B.まあまあ C.つまんない ±.脚本、作画、キャラクター等、作品全体の出来) 原作:なし OP・ED ED1「罠」第一話を見て一番気に入ったのがこれ。歌詞がガンダムっぽーい、と思ったのだけど、あとでアニメファンにはす…
未視聴回:第八話 評価:A(A.好き B.まあまあ C.つまんない ±.脚本、作画、キャラクター等、作品全体の出来) 原作:未読 OP・ED ED1「恋路ロマネスク」OPは無印「ブレブレ」のインパクト勝ち。エンディングは絵の(誰の絵柄だ)病んだ感じが面白か…
未視聴回:第3話「吸血木」 評価:A(A.好き B.まあまあ C.つまんない ±.脚本、作画、キャラクター等、作品全体の出来) 原作:既読 OP・ED OP「モノノケダンス」やられた。倦怠感ただよう軽妙なメロディーに紙芝居的な画面展開がぴったりあっている…
柔らかな曲線で描かれる少女が実に魅力的。久々の表紙買いはなかなかのヒットでした。お話は多少説明不足…というより、著者の感性にこちらが乗れないのが敗因だと思われます。少女のエロチシズムを感じさせる不思議ワールドを堪能しました。
イザベラと忌部さん、宗像教授、女難の章。ちょっとやりすぎた感のある砂鉄八犬伝は、犬のコスプレデザインをもう少し何とかして欲しかったです。ねこみみに見える…。
我慢しきれずはにろを読んだので、急転直下の展開があるのかと思いきや、来賓を迎えて小休止のロウランド伯爵家。しかしほのぼのとした情景の中に走るレイチェルとウィリアムの緊張感といったらもう。船戸さんは情報の出し方がほんとにうまい。計算し尽くし…
一度サイトを見に行ったのですが、あまりの量にくじけてしまったので、コミック化が嬉しい「ヘタリア」。私は、重版待ちでした。発売日にあちこちのサイトで情報があがっていたので、翌日に買いにいったら、どこにもない。本屋が小さいからないのかと思って…
国語の教科書は配られたその日に読んじゃう人でした。そして、授業中も別のところ読んでたり。いつ頃、どの地域がどの会社のどの版を教科書にしていたかの一覧とかないんですかね。けっこう皆さん自分の教科書の出版者とか、覚えてないと思うので、便利だと…
今回は、とみに割り切れないお話が多かったように思います。「水碧む」なんて、ギンコが話をしなければ、それなり幸せが続いていたのじゃないか…と思わなくもありません。「残り紅」もそうですよね。一度幸せに閉じておいて、蟲の世界から逃れられないのは、…
もう少し、長編になると思っていたので、少々拍子抜けしました。きれいにおさまってはいたけれど、もう少しエルバート側とセレスト側双方の陣営の相剋やら、当人同士の葛藤やらを見てみたかった気がします。紺野キタさんは短編向きの作者さんだから、番外編…
ジャック〜あんたもう黙れ。その不吉なナレーション、怖いんだよ。人間の世界はどんどんきな臭くなってくし、もう全滅エンドでも覚悟した方がいいですか。そうですか。しかし、どんなエンディングだろうと、きっと読者が納得しできるものを描き出してくれる…
さすがに26巻も続くと水戸黄門になりつつあるなあ。
日本に生まれてよかったな、とこういう漫画を読むと心からそう思えます。
う〜ん、これは原作が十分キュートだったからなあ。わざわざ漫画化するなら、よほど個性のある作画のできる人でないとつらい。萌え系今風の普通に絵はうまいだろう作家さんではありますが、とりあえず原作を漫画化しましたという程度で、可もなく不可もなし。
ものすごくマニアックな海洋冒険漫画。設定が細かすぎて時々ついていけませんが、作者が楽しんで描いてるのはとてもよく伝わってきて、こちらも楽しくなってきます。本編のオチは王道でしたが、今後のフランスとのやりとりは気になるところ。番外の「メリー…
こちらも、適所適材。小説だと杏子の一人称なので、杏子本人の魅力は内面的なものでしか伝わらないのですが、絵に描かれると素敵なお姉さまな雰囲気が出ていて、これは漫画化の醍醐味のひとつだと思います。そんで、一冊一冊の本の表紙がとても丁寧に描かれ…
すごくおもしろいと思うのに、なぜか読み進めるのが大変で、「戦争」で止まっている図書館戦争シリーズです。先日、図書館戦争について何人かの人と話をしていて、どうも登場人物のベタっぷりが読みにくい原因なのかと気がつきました。ベタや王道は嫌いじゃ…
篠原千絵の「霧の森ホテル」とアイデアはいっしょ。それぞれの作家さんの個性は出てるから、どちらもそれぞれおもしろいんだけど、インパクトはそんなにないです。最後の冬山の景色の画なんかは、さすが!と思いますが。
小玉ユキさんは「憂鬱ヤマラージ」みたいなちょっとへんな話を書かせたらほんとに上手いなあ。香辛料を効かせたみたいにピリッとした短編集。短編好きの私には嬉しい作家さんです。地道に人気が出るといいなあ。
今までの巻で、一番、好き。良かった、よかった、すごいよかったです! 私は夏目にもっと他の人と関わって欲しいと思うので、多軌ちゃんとか(かわいい娘!)、やっと出てきた滋さんとか(しかもレイコがらみで!)、なかなか出てこなくて残念な田沼君とか(…
やっぱり、恋愛ものってくっつくまでが楽しいというセオリーは崩せないのか…ターニャ・くろきん、清良・峰の初々しさに主人公カップル押され気味?(清良と峰はできあがってますが、遠距離恋愛ということで緊張感があってよい) というわけではなくて、今は…
表紙は、大人になったエドかと思ったらホーエンハイムパパでした。そうだよね、似てるよね。 お話が大きく動き始めて懐かしい顔もちらほらと顔を見せて、おもしろい巻でした。この作者なら、きっと納得のいく結末を見せてくれるだろう、という安心感と、この…
ほんとにでた。 と、びっくりしてサイト巡りをしたら、どこの感想も第一声が同じで噴きました。 電車の中で、ウキウキしつつ、久しぶりに見るSPRのメンバーがなんだかふっくらしているような気がするなあ…とか思ってたら、「どろぬま茶」がツボに入って大変…