2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧
「パン屋さん」という言葉は、あったかくてやわらかくて、いいにおいのする、ほんわりとした幸せなイメージを持っている。ただ、その上に「真夜中の」とついているだけあって、しょっぱなから育児放棄に、校内いじめ、のぞき見趣味の変態にストーカー等々、…
幽霊が嫌いで、しかも見えることを隠している太一郎は、心配した父親に灰塵堂という古道具屋に修行に出される。そこは、普通の道具屋なら引き取らない、いわくつきのものばかり扱っていて…。 著者の作品を読むのは初めてだけど、どうして今まで見過ごしてい…
これもネット発表作の書籍化。どんよりした気分で、気晴らしに行った本屋さんでこの表紙ににらまれたので、なんじゃこりゃ、とつい買ってしまったら大当たり! げらげら笑ってだいぶすっきりしました。 自画像がキモ可愛くて、手書き文字で書かれたつぶやき…
今からこういうことを話します、と前置きした上で、詳しく解説し、最後に今こういうことを説明しましたよ、と短くまとめるという懇切丁寧な書きぶりに、著者は、本当に、心の底から、読者に主張を理解してほしいと願っているんだなということが伝わってきた…
どうして自分が『魔女の宅急便』の原作を1作目しか読まなかったのかを思い出した。私、この人の文章のリズムが苦手だったんだ。
psycheNさんのおすすめ。炭水化物は控えなくては…と思いつつ、たくさんの種類、様々な食べ方の紹介にうっとり。
カランポーの悪魔 銀の星(シルバー・スポット) 森の旗 ウシ小屋密室とナマズのジョー ロイヤル・アナロスタン失踪事件 三人の秘書官 熊王ジャック 「シャーロック・ホームズ」「アルセーヌ・ルパン」「少年探偵団」「シートン動物記」「ファーブル昆虫記」は…
ミステリーって、現実世界のルールをどこまで適応するかが著者のさじ加減一つで決まってしまうように感じられるから、肝心の謎解き部分ですっきりしないことが多いように思う。著者と読者のフェアな知恵比べじゃなくて、お釈迦様の手のひらの上って気がすご…
雨竜見物 霧と煙 海林にて 有明中将 気獣と宝玉 日本ファンタジーノベル大賞受賞者らしい、架空王国もの。のんびりした雅な風習を描いた「雨竜見物」ですっとに引き込まれた。著者が、筆の向くまま自由に蕃東国に遊んでいる風なのがいい。