読了本2008・漫画

海街Diary2真昼の月

長女と末っ子から目が離せません。シャチ姉には、遠い目をしなきゃいけないような恋じゃなくて、もっと笑顔になれる恋をして欲しいよー。しかし色恋については他人の心配などよけいなお世話なのでした。そしてまたしても、すずに片思いっぽい多田くんに胸キ…

海街Diary1蝉時雨のやむ頃

表紙買いというのがあるけれど、裏表紙のなんの変哲もない風景の美しさに惚れた。歴史ある風情とおしゃれ感の両方がある鎌倉という街を背景に、四姉妹の日々の暮らしを描く漫画です。吉田秋生初体験。 思春期から20代後半までの「女の子」の悩みや喜びをひと…

拝み屋横丁顛末記10

主軸となるストーリーのないギャグマンガを続けていくのは、ネタ的にすごく難しいと思うのですが、毎回安定して面白いこのシリーズ。10巻まで続くとは正直思っていませんでした。今回は、帯にもあるようにメインキャラの過去や家族ネタでちょっとイイ話。 東…

生きてゆく私

TONOさんの作品は、情感に富みつつもどこかに突き放したような客観性があるところが特徴だと思うのですが、このエッセイにあるように自分の中にいろいろな自分(スーパーエゴやセルフ・サポート・パーソナリティなど)を持っているところが、ああいう作風に…

萌えの死角

BL好きの友人に確認したところ、2次創作の分野で左右が逆なだけで骨肉の争いに発展するというのは、実感としてよく分かるとのこと。その感性も、例えば私自身は、このカップリングは受け付けない! というのはありますが、好きなカップリングの中では左右は…

鹿男あをによし1

コルセットに翼3

ヘタリア2

もやしもん7

鋼の錬金術師21

大奥4

ゑひもせず

風流江戸雀

霊感工務店リペア怪の巻

KATANA4七支刀

よくさらわれる主人公。ヒロインだなー。今回は、まさかの以下次号! で拍子抜けしましたが、それまでの話は今まで通り面白かったです。成川も夏目と一緒で、京崎や葉月などの現世の友人よりも刀と友好関係深める方が先なのかなあ。まあ、刀たちがほっといて…

共鳴せよ!私立轟高校図書委員会3

図書だよりのレイアウト、上下どっちがいいだの、右か左かだのいうから、オチはてっきり蝶子ちゃんだと思った自分は万死に値する…。

坂道のアポロン2

恋の矢印は錯綜はしていないけど、みんなきれいに一方通行ってところが泣けます。登場人物総片思い。千太郎と薫の仲違いを引っ張られると嫌だな、と思ったけれど、割とあっさり片がついてよかったです。

当世白波気質3美少女こそ我が悦び

おお、ちゃんと完結まで行くシリーズだったんですね。2巻でふたりの行く末を一旦決定づけた出来事から、また虎がよけいな事をはじめて、一転二転です。それにしても豆狸がやたら格好良くなっていて驚きました。まあ、橘の親分の息子なんだから、血は争えない…

ねこあきない3

あの山越えて13

くたくたになって帰ってきた夜に、収拾のつかなくなった鍋を洗ってくれる歩さんに惚れた! こういう超日常的で具体的なエピソードで性格とかふたりの関係をすっと出せるのってすごいなーと思います。作者はツボをよく分かってる。いつもよく人を見ていて、自…

とりぱん6

作者とは、雪国と南国四国で環境がまったく違うのだけど、「とりぱん」を読むと子どもの頃のことをよく思い出す。いつもはすっかり忘れているけれど、確かに地面を掘るとビー玉が出てきたし、雨の中プールに入っていると暖かかった。「ものを作る人」という…

きのう何食べた?2

白菜やニラやキャベツはひとり暮らしだと使い切るのがもっと大変です(買うけど)。あと、食材をダメにしてしまったときのがっかり感と言ったらないですよね(ブロッコリーはすぐにダメになる)。そして、冷蔵庫の食材を思い出しながら、レシピを考えてうま…

蟲師10

アニメのためにアフタヌーンを買っていたとき以外は、ずっとコミックス派だったので、降幕もコミックス発売まで待ちました。21日は、書店で平積みしている前をむやみに行ったり来たりして、手に取ってからもしばらく本屋を無駄にうろついて、仕方がないので…

百鬼夜行抄17

「雨柳堂」も「蟲師」も終わってしまって、後はこれと「もっけ」が残る楽しみです。まあ、作品はいつか終わるしね。桜と糸巻きの話が絵的に怖かった〜。律はなんだかんだ言って司に焼き餅を焼いてみごとに振られていました。律くんも彼女作りなよ…でもフラグ…

僕のやさしいお兄さん2

いつもいつも「超」ややこしい血縁関係で、何回読んでもよく分からないと思っているのは私だけではないらしく、見返しに人物相関図がついてました。しかしはあとマークがとんでるのは、花音仕様なのか…。できればおじいちゃんズの上の世代の家系図も入れとい…

宗像教授異考録第九集

出版ペースが早いと思ったら、連載誌のビッグコミックは隔週雑誌なんですね。それにしてもこれだけのネタがよく次々出てくるものだとおもいます。鯨に関しては、私は食べちゃった方が供養になるんじゃないの派ですが、どちらとも取らずに雌雄の情愛の物語に…

新Petshop of Horroes6

太子はほんとに暇人だな! 仕事しろ。あんまりインテリヤクザの設定が生かされていないような気がするんですが…。美人の暗殺者に毎度命を狙われるだけとは情けない。でもペットと子どもには懐かれるんだよな、ダメ男だから〜?陳さんがいつ総白髪になるか心…

もののけ草紙壱

「手の目」お久しぶり〜。律儀にお座敷を勤めたのは前半のみで、後半はなんだかえらい美女に成長した「手の目」が難儀な三角関係に巻き込まれる色っぽい展開になっていて驚きました。で、こういうシリーズには必ず影を見せる「例のあの人」もきちんと登場し…

宗像教授異考録第八集

一人の男の望郷と再生の人生を偽汽車民話とリンクさせた「廃線」が、小さな物語ながらしみじみと良かったです。最近、やや強引というか力業が勝ちすぎているかなという気がしていた宗像教授シリーズですが、この巻は伝奇とエモーショナルな物語が上手く融合…

もっけ8

モノノケと人間社会の間で上手くバランスを取るというのが檜原姉妹が抱える共通の課題ですが、瑞生はモノノケと対峙し、静流はより人間と向き合う方向で、姉妹ともにがんばっています。異界の怖ろしさと、人間社会のしがらみを両立して描くのは、あいかわら…