2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2冊

へうげもの1〜5

久々に青年むけコミックスを読んで軽くカルチャーショック。変な擬音が「北斗の拳」みたいだ…。普通、こういう趣味の人たちを描くと、その「価値観」は作品内では至上のものとして描かれるのだろうけれど、どうもこの作者は「それって思いこみじゃね?」とい…

コルセットに翼1

コ、コルセット…なんといいますか、もとなおこさんの作品にこんなこと言うのははばかられるんですけど、エロスですね…。ジェシカが、拘束具であるコルセットを鎧にたとえてクリスを激励するシーンに胸が躍ります。知識を元にサバイバルってところが、7seeds…

雨柳堂夢咄

明確に終わりというわけでなく、いつか書くかもしれないけど、とりあえずここまで、という区切りがこういう作品にはふさわしい…と穏やかに受け入れられます。だらだら続くよりずっといい。作品を愛したままその終焉を見届けられること、は幸福のひとつだと思…

結界師19

時音と閃ちゃんが同じコマに入っていると、なぜか胸がざわざわする…こういう状態と「萌え」というんだろう。でも閃ちゃんには胸はない方がいいよ!(女の子だったらいいのに…という願望と、公式男の子でOKという想いは両立してます)。正守はまた危ない橋を…

宙のまにまに2

展開はべたべたで、天文部の活動はちょっと物足りないところもありますが、絵柄が大変好みなのでまあいいや。琴塚会長はきっと人気あると見た。

宙のまにまに1

高校の天文部員たちの学園生活もの…かな。もうすこしSFというかうんちく物っぽいものだと思っていたのですが、意外やラブコメでした。美星のようなハイテンション周囲巻き込み型のヒロインは苦手だけど(「のだめ」も最初はうっとおしかった)、脇キャラの女…

ジーヴスシリーズが勝田文により漫画化

白泉社オンラインメロディ 次号予告のところです。これはすごい。

4冊

しまった、「ライラの冒険」カバーが映画バージョンに変わってら。

陽だまりのピニュ3

あ、あれ。前回はこがわみさきさんの絵で学生たちがほわほわしてたら満足と言ってしまいましたが、なんだか物語は風雲急を告げてるような。ピニュの内面が描かれ出して、ラブコメっぽくなってきましたよ!

悶絶スパイラル

三浦しをんは好きな物を好き!と公言し、その良さを他者に伝えられて、それが自分に返ってくる人なんだなあと表紙を飾る漫画家さんを見るたびに思います。…「音楽を、人を尊敬していて、それが自分に返ってくる」(byのだめカンタービレ)の「音楽」を「漫画…

楽晶珠

唐代の武則天から玄宗皇帝による開元の治を舞台にした時代小説なのですが、そこで活躍する主人公たちは、神獣に導かれた桃源郷でその時代を生きている夢を見ている…という何とも摩訶不思議な設定。普通の歴史小説ではいけなかったのかと思えるほど、宮廷での…

綺想迷画大全

「西遊記」研究で知られ、小説家でもある中野美代子のアートエッセイ。「綺想」なだけあって、日本ではあまり目にすることのない世界中の奇妙な図象が美しいカラーで収録されている贅沢な本でした。口の中に宮殿を入れる白き猿神の渦巻き模様にぐるぐるし、…

秋の牢獄

「秋の牢獄」「神家没落」「幻は夜に成長する」 「幻は〜」の最後の一行を読んだら、暗そうだったので、後ろから順番に読みました。恒川光太郎は「神家没落」のような「移動する異空間」を描くと、とたんに筆が冴えますね。この異空間のイメージが恒川独自の…

倒立する塔の殺人

極上の小麦粉とバターで焼き上げたクッキーみたいだな、と思いました。他の皆川博子作品に比べると、毒性が低くて、少女たちの悲喜こもごもの心情が切ない。太平洋戦争中から戦後という死が身近だった時代設定を十分に生かして、生と死の間、大人と子どもの…

第三回三ツ葉の会

「木村の麻風呂敷(太閤記より)」「替り目」「けんげ〜ゃ茶屋」「阿武松縁之助」「不動坊」 大阪は天満天神さんの「繁昌亭」に落語を聞きに行ってきました。その後はカウンターで御寿司という洒落たプランを考えたのは私じゃなくて、職場の先輩です。「三ツ…

2007年トピック

今までになくテレビアニメを視聴した一年だった。誰でも楽しめる「電脳コイル」「おおきく振りかぶって」は頭ひとつ分抜けてるけど、「地球へ…」「風の少女エミリー」「大江戸ロケット」も個人的にはひいきで引き倒したい。おかげさまで、物語的には多分相当微…

読了本2007・漫画139冊

「レディー・ヴィクトリアン」完結 自分の中の乙女回路を再発見。ロマンスっていいなあとしみじみする。ラストはもうほとんどアージェントの物語で、舞台化記念パーティーでのスピーチシーンは、何度読んでも胸がいっぱいになる。全員プレゼントの応募を出し…

読了本2007・その他62冊

「スノーフレーク」は雪の結晶の写真集。「美しい」のただひとこと。雪の結晶の研究はそれ自体がドラマです。「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」言葉の五感がネーミングに反映されているという、ぼんやりとは皆が感じていることを取りまとめた興味深い新書…

読了本2007・児童書72冊

リンドグレーンを好きになる 「長くつしたのピッピ」を読んだときには、自分には合わないと感じていたのに、おむらさんの書評を読んで「はるかな国の兄弟」に再挑戦して感動し、「名探偵カッレくん」シリーズではまる。普通、作家ごとに「合う」「合わない」…

読了本2007・文芸書93冊

三浦しをんの文楽本「仏果を得ず」「あやつられ文楽鑑賞」 三浦しをんのおかげで、文楽に興味がわいて、何度か公演も見に行った。まだまだ、2/3は寝ているけれど(…)「演劇」というジャンルでかじってみた能・狂言・宝塚・ミュージカルなどの中では一番…

2007年購入本・読了本

購入本 計287冊 読了本 計366冊