蟲師10

蟲師(10) (アフタヌーンKC)
 アニメのためにアフタヌーンを買っていたとき以外は、ずっとコミックス派だったので、降幕もコミックス発売まで待ちました。21日は、書店で平積みしている前をむやみに行ったり来たりして、手に取ってからもしばらく本屋を無駄にうろついて、仕方がないので買って帰りました…。自分でも意外なくらい寂しいです。忘れもしない、ちょうど8年前に、1巻を東梅田の清風堂書店で表紙買いしたんでした。
 最後に淡幽が出てくるかな、と思っていたのですが、そんなこともなく、いつまでも旅が続きそうな気がする終わり方でした。でも、1話「緑の座」とギンコの少年時代のエピソード「草の茵」に出てきた蟲の宴が出てきたことで、ギンコにとってもひとつの区切りではあったのだろうと思います。人と理(ことわり)とが別たれるお話なのかなとも思いましたが、結局は人であるカヤが話を収めたわけだし、ギンコもそうじゃないって言ってるし、その辺曖昧な、というか解釈の余地の残る描き方で…うおおおお! やっぱりすきだあああ!! 
 最終巻を読むまでとって置いた季刊Sのインタビューも読みました。アニメの考察でトコヤミのためにギンコの寿命は長くないんじゃ、と言われていましたが、作者がきっぱり「しぶとく」旅を続けていくと言ってくれたので安心しました。蟲師じゃないけど、ニャンコ先生の設定画が可愛すぎて転がりました。
 降幕記念に、原画展と普通の画集が欲しいです。あ、あとアニメの第2弾。頼むぜ講談社

それが ヒトの姿をしている事が …俺には 無性に嬉しかった