読了本2008・その他
加門七海と心霊に親和性の高い人々の対談集。 なんといっても注目は、ミステリーハンターとして長年活躍している竹内海南江さんとの対談です。「世界ふしぎ発見!」の取材で出会った世界の神秘スポットでの体験というのが珍しくて、おもしろかった! ご本人…
こういう何かの専門家による怪談は好きなのだけど、「美しい新妻」とか「貞淑な未亡人」という表現に身体がかゆくなってしまった。なんつーか、スポーツ新聞的?(読んだことないのでいい加減なこと書いてますが、ようはおっさんくさいフレーズが多いってこ…
毎夏出る怪談本で、やっぱりこのシリーズが一番好きだ。ショッキングな恐怖はなくて、穏やかな日常の中で、ふっと異界への扉が半開きになっていることに気づくような話が多い。特に、月明かりの中、おじいさんの乗った船が雪原を渡っていくイメージの美しさ…
蛙とび行事が紹介されていると聞いて。日本全国のとんでもない祭りを笑い倒すルポルタージュ。カエル以外は、エロスなものが多いなあ。鍋釜祭りは面白そうだ。
主に映像関係の著作権に関わる様々な人にインタビューしています。全体的に、テレビ関係者などの著作権者は皆さん歯切れが悪いように見えてしまいますね。確かにテレビはつまんなくなりましたが、それでもあとで見返したくなる映像はまだあります。だから、…
たまに堅焼せんべいが食べたくなることがあって、私にとってはSFがそれにあたります(ファンタジーはケーキ、ホラーは漬け物、児童書は白米、漫画はジャンクフード。どれも好物です)。で、よむ本を探すために読んでみました。ブックガイド的な本は、よみた…
から入る哲学入門 (木星叢書)" title="哲学個人授業-から入る哲学入門 (木星叢書)" class="asin"> 気が短いので哲学書は全く読まないのですが、哲学には興味があります。なのでたまにこういう本を読むのですが、わたしは本当に哲学的思考ができないとそのた…
毎日新聞とSLAが行っている学校読書調査では、女子中高生が読んだ本トップ10のほとんどをケータイ小説が占めています。巷間に流布するアレルギー反応的批判は感情論で、どうしてケータイ小説がこんなに人気があるのかという私の疑問には応えてくれないので、…
三浦しをんのエッセイを読んでいても思うのだけど、この人も私と同世代なんだなあ、と思うとなんだかくすぐったい感じがする。10代20代の頃は、エッセイなんて書いているのは、自分より年上の人ばかりで、歴史とまでは言わないけれど、自分にとっては過去の…
「妖怪に会う方法」の演題につられていった講演会が、会場大爆笑のおもしろ話だったので、ご本人に興味を持ってエッセイ集を読んでみました。 期待にそぐわぬおもしろさで、げらげら笑いながら読んでしまいました。自信の子ども時代や、自分の息子たちの、子…
「秘密の花園」を読みかえしていたころに出版されて実にタイムリーでした。レシピだけではなくて、その料理の歴史的背景や秘密の花園においてどういう役割を果たしたか、というコラムも充実していていて、読み応えがありました。 イギリスの児童文学には、聞…