墓場鬼太郎 全11話

未視聴回:第3話「吸血木」
評価:A(A.好き B.まあまあ C.つまんない ±.脚本、作画、キャラクター等、作品全体の出来)
原作:既読
OP・ED
OP「モノノケダンス」やられた。倦怠感ただよう軽妙なメロディーに紙芝居的な画面展開がぴったりあっているところもすごいし、おどろおどろしい雰囲気とシニカルなユーモアが混じり合って、水木しげるの世界をアニメーションに再現しているのもすごい。ピコピコ動く登場人物の動きも可愛いし。
EDは、この作品とのあってなさ加減ももう、墓場クオリティってことでいいです。
好きな回
第1話「鬼太郎誕生」テレビ放送のアニメのセオリーに乗っ取らない終わり方で、ぽかんとしてしまった。毎回こんな投げっぱなしの黒い1話完結でいくのかな、と思わせておいてアニメスタッフはさらに予想の斜め上をいってくれました。
第9話「霧の中のジョニー」まさかのジョニー×首相! 寝ながら見てたけど、思わず布団から跳ね起きちゃったよ。ジョニーのうさんくささがたまりません。墓場鬼太郎の登場人物は、みんな胡乱だけど、その中でもジョニーは頭ひとつ飛びぬけてる気がするなあ。
第10話「ブリガドーンブリガドーンの動きが好き好き大好き! 色と動きで魅せる、これぞアニメーションの醍醐味。この頃になると、主要登場人物でもぽーんとあっさり死んでしまう流れに慣れて、あまり何が起っても動じなくなってきた。でもあと1話。
コメント
 遊び心と原作者への愛にあふれた今期最大のヒット作。技巧を駆使してレトロな雰囲気を演出しているところがいい。色の使い方もすごくうまくて、ピンクとか水色のパステルカラー(?)が、この世ならぬ妙な雰囲気を演出するのにとても効果的だった。死んだと思ったら生き返ったり、生き返るかなと思ったらそれっきり出てこなかったり、壮絶なバトルがあるのかと思った敵があっさり死んじゃったりと、もうセオリーとかお約束なんかくそ喰らえ! 的なだらだらしたストーリー展開が逆に新鮮。寝子ちゃんとのべたべたなラブシーンは、ちょっとおしりがむずむずしたけど…「君にメロロン」には笑い転げて、真夜中なのに近所迷惑極まりなし。