読了本2010・その他

ユリイカ12月号 特集:荒川弘

荒川弘『鋼の錬金術師』について解題しているというより、「ハガレン」をネタに自説を開陳しているだけというような論文が多かったような…。みんな自由だな!

赤ちゃんと絵本をひらいたら ブックスタートはじまりの10年

理科読をはじめよう 子どものふしぎ心を育てる12のカギ

学者・研究者のための使える!PowerPointスライドデザイン

パワーポイントって、本当にプレゼンテーションに有効なんでしょうか。私は、パワーポイントを使った話を聞いていると、ものすごく眠たくなるし、奇跡的に起きていられても、内容はさっぱり頭に入ってきません。板書も何もない講演をメモを取りながら聞く方…

菊とポケモン

id:psycheNさんのおすすめ。 文化人類学とか経済学(?)とか社会学(?)とかのタームやロジックがバンバン出てきて、たまに何を言っているのか理解不可能なところもありましたが、あまり気にせず読了。アメリカ人が日本のサブカルチャーを語る視点も面白いのです…

女たちの百物語

「視える」人が多いせいか、通常の実話怪談とはすこし毛色の違ったものも混ざっています。「怪談」のとらえ方の違いによって、よりバラエティに富んだ話が集まっていました。

もののけ物語

「からくり大黒酒器」を譲った漫画家さんというのは、波津彬子さんだろうなあ。うちの母などは、泰山木を見るたびに、あの話を思い出すそうです。

モリナガ・ヨウの土木現場に行ってみた!

生活に不可欠なのに、道路や橋やダムができるまでの過程ってあんまり知らない…。この本は、イラストレーターである著者が、土木の現場を取材するという企画で、「土木学会誌」に連載されていたものです。細かいところまで描き込まれたイラストをじっくり眺め…

ダ・ヴィンチ2010年12月号

「リンさんを忘れない」って書いてモニターの前に貼っていた 大事なことなので2回書こうとしたら、ちょっと悲しくなっちゃった…(笑)。綾子よりも忘れられやすいのか! でもありがとうございます。一言楽しみー!o(>_

ライトノベルよ、どこへいく

基本的に読者じゃないくせに、なぜか気になる「ライトノベル」。00年代に巻き起こった「ライトノベル」という現象を、当時の雑誌や新聞の言説から総括的に振り返ったもので、リアルタイムに読んだものもあって感慨深かったです。 資料を丁寧に拾っていて、…

探査機はやぶさ7年の全軌跡Newton別冊

こちらも、これまでNewton誌上での「はやぶさ」の記事を現在の視点からまとめたもの。「まとめる」と一言で言うと簡単だけど、一冊の本として齟齬や違和感がないように編集するのは、すごいスキルだと思う。通読性に優れているのは、イラストや図解の少ない…

小惑星探査機はやぶさの大冒険

「はやぶさ」が再突入してから大慌てで書かれたものではなくて、もともと著者が継続して行っていた取材を、再突入を機にまとめたもの。ジャーナリストの地道な積み重ねを、マスコミがブームにタイミングを合わせて発表した形で、なかなか上手いなあと思いま…

怪談の世界

遠野物語と怪談の時代

もののけの正体 怪談はこうして生まれた

水木しげるのあの世の事典

「ゲゲゲの女房」の24週「人生は活動写真のように」で、修平さんが読んでいたので。 昔読んだ時は、文章に気を取られていたのですが、今回絵をじっくり見て改めてすごいなあ、と思いました。どうしてもてんてんに(笑)目が行ってしまうのですが、「あの世」…

金沢のふしぎな話−「咄随筆」の世界

きのこ文学大全

文学大全といっても、演劇、詩、音楽、映画といわゆる「人文系」全般に守備範囲を広げてきのこに関する話題をあつめた本でした。『きのこる キノコLOVE111』を読了したので、積読本の山から発掘。 『きのこる キノコLOVE111』を読んでいて、妙な既視感を覚え…

きのこる

「きのこの山」がアポロの製造ラインから生まれたというトリビアや、各国きのこ事情(「中国の謎図譜」は確かに吹きださずにはいられない…)、毒キノコの迷信や種類などなど、キノコ愛がページのあらゆるところからほとばしる熱い本でした。読もうとページを…

絵本が目をさますとき

日本魔界伝説地図

実録怪談集 百物語 第九夜

グリム童話 子どもに聞かせてよいか?

林家三平の実話怪談

北野誠の実話怪談 おまえら行くな 黄泉帰り編

知的生産の技術

図書館で追悼展示をしていました。 かな文字タイプライターなどには時代を感じさせられますが、「過去の自分は他人である」、よって「情報はとりだしやすく整理すべきである」、「その方法は、誰でも習得すべき技術である」という基本的なところは、いまでも十…

「雲」の楽しみ方

出版当時、チャレンジ→挫折したのですが、予備知識を仕入れてから再挑戦しました。2週間かかりましたが、楽しく読了。飛行機雲が温暖化の主原因!? とか、雲の軍事利用などトリビアいっぱいでした。 もともとぼけっと空を見るのは好きなのですが、「名付け…

雲の手帖

帰省中、瀬戸内海の空に虹色に輝く雲を見ました。う〜ん、これは「彩雲」というんじゃないかな…とぼんやり思ったのですが、自信がなかったので、この本で調べてみました。彩雲に関しては、ビンゴだったんですが、さらに雲って十種類に分類できるんだ! とい…

現代萌衛星図鑑

絵が持つ力ってすごいなあ。擬人化された衛星が華を添えていますが、それとは別に描かれている衛星本体(?この場合こういうのか?)や発射ロケットの絵が、「これがどういう機体か」ということをわかりやすく示しています。写真だと、どこを見ればいいのか…

この落語家をよろしく

勝田文さんが挿絵を描いているし、「ちりとてちん」を見ていて、落語に興味が出て来たので、参考になるか思ったのだけど…関東の落語家さんがほとんどなので、この人の落語聴きたいな、と思っても気軽には行けない罠。しかも、初回から人気落語家のチケットが…