きのこ文学大全

きのこ文学大全 (平凡社新書)
 文学大全といっても、演劇、詩、音楽、映画といわゆる「人文系」全般に守備範囲を広げてきのこに関する話題をあつめた本でした。『きのこる キノコLOVE111』を読了したので、積読本の山から発掘。
 『きのこる キノコLOVE111』を読んでいて、妙な既視感を覚えた個所があって、それが「国際きのこ会館」の項でした。なんだか、行ったことがあるような気がして…。こんな妙な建物に行ったら、もっと鮮明に覚えてるはずだけど、子どもの頃だったかなあ? いやいやいやいや、うちの両親は、いたって普通の人たちで、こんなマニアな場所に子どもを連れていく趣味はなかった…はず。と、ぐるぐるしていたら、本書で謎が解けました。『気になる部分 (白水uブックス)』で読んだのかあ! 絶対ホラ話だと思っていたのに、本当にあんな妙なホテルがあったとは。事実は小説よりも…。