学者・研究者のための使える!PowerPointスライドデザイン

学生・研究者のための 使える!PowerPointスライドデザイン 伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術
 パワーポイントって、本当にプレゼンテーションに有効なんでしょうか。私は、パワーポイントを使った話を聞いていると、ものすごく眠たくなるし、奇跡的に起きていられても、内容はさっぱり頭に入ってきません。板書も何もない講演をメモを取りながら聞く方はすごく印象に残るのに。話の内容ではなく、パワーポイントを使うことで「分かりやすさ」以外の、脳のインプット機能が阻害されているような実感があるんですよね。これってなんなんだろう。
しかし、主観はともかく、どうしてもパワーポイントを作らなければいけないという状況はあるわけで、なんとか、印象には残らないまでも「分かりやすい」「伝わりやすい」、そして見る人の理解を阻害しないスライドにしたいなあ、と思って手に取ったわけです。
書店で見た限り、私の目的に一番合致していた内容でした。いままで「つまんないな」と感じたパワーポイントのどこが悪かったのかもわかったし。
でも、優れたよいスライドを使っても、ダイレクトに自分の中にインプットされる実感がわきにくいのは何故か、という疑問は残ったのでした。