水木しげるのあの世の事典

水木しげるのあの世の事典
 「ゲゲゲの女房」の24週「人生は活動写真のように」で、修平さんが読んでいたので。
昔読んだ時は、文章に気を取られていたのですが、今回絵をじっくり見て改めてすごいなあ、と思いました。どうしてもてんてんに(笑)目が行ってしまうのですが、「あの世」という異世界を表現するのにぴったりですね。55ページの再生のための洞窟(?)の質感はどう見てもこの世のものではない。
 文の方も、真面目に世界の他界観を紹介しているかと思えば、時々思いっきり私見が混じったりして和みます。「すなわち地獄へ行くのだ!」楽しそうですね(笑)。