知的生産の技術

知的生産の技術 (岩波新書)
 図書館で追悼展示をしていました。
 かな文字タイプライターなどには時代を感じさせられますが、「過去の自分は他人である」、よって「情報はとりだしやすく整理すべきである」、「その方法は、誰でも習得すべき技術である」という基本的なところは、いまでも十分通用する…というか、重要性はさらに増しています。っつーか、情報の整理法がいまだ確立されていないから、共有フォルダ内でファイルが行方不明になるんだよ! 「過去の自分は他人」なんだから、ファイルに適当な名前をつけるのはやめてください(泣)。
 読み始めてすぐに、独特の書きぶり(熟語以外はひらがなに開く)に気がつきましたが、日本語の筆記法にも精力的に取り組んでいた人だったんですね。