読了本2007・文芸書93冊
三浦しをんのおかげで、文楽に興味がわいて、何度か公演も見に行った。まだまだ、2/3は寝ているけれど(…)「演劇」というジャンルでかじってみた能・狂言・宝塚・ミュージカルなどの中では一番しっくり来る(狂言はもっとたくさん見てみたい)。せっかく関西に住んでいるのだから、2008年も機会を作って見に行くぞ、と。
ブレイクし続ける森見ワールド。「きつねのはなし」など引き出しも多いことだし、これからも楽しみ。
- 桜庭一樹の年代記もの「赤朽葉家の伝説」「青年のための読書クラブ」「少女七竃と七人の可愛そうな大人」
独特の言葉遣いにくいくいと引き込まれるようにはまっていった。ただし「少女もの」はやはり怖くて手が出ない。2008年には勇気が出るだろうか。
- 岸田佐和子のエッセイもどき「気になる部分」「ねにもつタイプ」
エッセイに見せかけていつの間にやらショート・ショートを読まされていた。こういう嘘をぺろっとつける人がうらやましい。この人の翻訳した本を読みたいと思いつつ、うまく時間がとれない。読みたい本は増えていくばかりなのに、読書力自体は減退していくのが恐ろしい今日この頃。