ゲゲゲの女房「来るべき時が来た」

 このドラマの肝心かなめの部分、続きが楽しみで、帰宅するとすぐに再生ボタンを押す毎日でした。

 テレビ買って、電話引いて、質草を全部受け出して、この1週間で村井家は様変わりしました。質屋での「全部!出してください」はスカッとしました! でも質屋の親父さんも、もう出てこなくなるのかなあ。いい味出してて好きだったんですが。
 それにしても、あの質流れのテレビには、ぜったいなんか憑いてますよ(笑)。茂はずいぶん遅くまでテレビに見入っていたようですが、この時代って何時頃まで放送していたんだろう。放映していないはずの時間に映るテレビだったりして。

 そして、やっと転機となる漫画賞の受賞です。
 NHK「新感覚クイズ クエスタ」の6月10日放送回に、水木布枝さんが出演されていましたが、「授賞式の日、布枝さんが初めて夫「水木しげる」にしてあげた事は何?」という問題が出て、思わず涙ぐんでしまいました。安芸を出るときにお兄さんに教えてもらったネクタイの結び方が、ここで生きるのかーと思うと、こう、ぶわわっと…。どんなふうに演出されるのか楽しみにしていましたが、あっさり流されていて、ちょっこし拍子抜けしました(^^;。
 今まで水木夫妻を応援してきた人々が、それぞれ感無量の喜びを表現していましたが、一番ぐっときたのは戌井さんの反応でした。ずっと漫画家水木しげるを応援し、苦労を共にしてきた戌井さん。自身の出版社の苦境を差し置いて、水木さんの成功を心から喜んでいる無私の友情に胸が熱くなりました。

 しかし、このドラマ自体も、初回に過去最低視聴率を記録して「だめな子」呼ばわりされていたのが、視聴率をじわじわあげて、人気ドラマになりつつあるというのが、少しかぶって見えますね。

今週の藍子ちゃん
 積み木をしていたり、テレビに手を伸ばしたり、たい焼きを横取りしようとしていました。電話にはりついている両親をしり目に、ベルの音に耳をふさいで別室に逃げていったところが可愛かったです(^^)。見えたり見えなかったり、まるで妖精のような子ども(貧乏神ではけっしてないですヨ)。