読了本2008・漫画
急転直下というか、物語がガリガリ動き出したというか、ピニュが帰国しちゃって、久慈くんとミナトが連れ戻しに追いかけてくとか、今までののんびり学園ライフが嘘のような怒濤の展開でした。ふわふわ〜っとした雰囲気は変わらないのだけれど、奥様とか成人…
原作は、こっぱずかしいまでの少女漫画風ラブコメで、そこが苦手という人は私だけではないようですが、本物の少女漫画にしちゃえば全然問題じゃないですね。いいぞ、もっとやれ。
色々と矢印が飛び交っている荒川河川敷の中で唯一できあがっちゃってるジャクリーンとビリーだが、なぜにこうも荒川にはアニキ、アネキが多いのか。ビリーは正直やりすぎだよ…と思わなくもないが、そこがいい。2メートル越えの大男が入れるムダにでかい冷蔵…
マリアさんとシスターの夢のガチンコバトルと、ラブトリップに引っかかってついに常識を手放した島崎さんと、猫ミミ猫ヒゲが意外とかわいい星。
ニノの秘密がじわじわと露出してシリアスな続き物になるのかと思ったけれど、その後もあいかわらずの荒川河川敷。あれでシスターは、マリアさんの好み(100回谷底に突き落としてもはい上がってくる)なんじゃないか、と一瞬思ったけれども、ごめんなさい、す…
「1ミリの望みもなくたって…この気持ちは失わんのじゃ!」 ステラ…! 肉体の限界すら超える純愛に涙。 一方そのころ、当のシスターについて言えば、マリアさんの寝起きを知っているのか、と思わずニヤニヤしちゃったけれども、絶対に期待するようなシチュで…
相変わらずのハイテンション。疲れるので、いっこづつ読みます、いっこづつ。
オカドメ&あゆちゃんは、いつも可愛い&かっこいいなあ。オカドメさんのデート定義に何ら疑問を感じなかった自分です。「鉄人」像とツーショットも、映画「クロサギ」鑑賞も、古本まつりもみんなちゃんとしたデートだよ!(…解体現場は仕事かもしらんけど)…
琉花や海が、あまりにも自由に泳ぐものだから、海がおそろしい場所だということを忘れてしまいそうになります。呼吸の長さとか、尋常じゃないと思うのだけれど、素質のある人はあんなに長く潜っていられるものなんでしょうか。あまり深く考えずに、浮力にま…
帯の上橋菜穂子の讃に釣られてジャケ買いした。表紙の人物の眼差しの強さは、まぎれもなく上橋さんの作品に通じるものでした。 旧い祭りの風習、職人たちのしきたり、閉鎖的な村…濃厚な「和」の雰囲気をかもしながらも、これは近未来のお話です。大戦後、汚…
毎回安定して面白いけれど、10巻まで続くとは正直思っていませんでした。絹代さんに動物仲間ができて嬉しい。今のところマスコットの域を出ていない絹代さんが活躍するのを待ちかねているのだけれど、今後動物コンビで大活躍の回がないかなあ。「猫又の制服…
なんかこう…無駄に表紙が凝っているんだけれど、作者の好きなものなんですか、コレ(破天荒なオヤジ・メガネ・ビール)。あいかわらず、この人の書くお年寄りは元気いっぱいで、若人は振り回されっぱなし。ご愁傷様なことを扱いつつ、笑いで辛気くささを吹き…
気になる作家さんではあったのだけれど、ジャンルがジャンルなので、なかなか手が出せずにいたところ、白泉社から少女漫画が出た! というので飛びついて買ってしまいました。お買い得〜。ふわふわした華奢な線で描かれる長い手足とか、きれいでひろい額とか…
ゆる〜いギャグが、一巻目より面白かったような気がする…気分のせいかな。あいかわらずブッダとイエスが仲が良くて結構なことです。ときどきお騒がせしに来る天界の面々の登場も楽しみになってきました。正直者なプリンタイエスは次巻で再登場するのかな。
アニメが面白かったんで、ちょっとずつ集めて読んでます。アニメは悪ノリしているのかと思ったら、原作もこんな感じだったんだ。登場人物の声はみんなアニメの声で聞こえるのでとても便利(何が?)。
しばらくこの話が続くのかな。初めて自分から追いかけようとしたのが人間ではなくて妖怪なところが夏目らしいけれども、あまり長く引きずらないで欲しいような気がします。ひとつの大きな事件があって変わるんじゃなくて、ちょっとした出来事を少しずつ重ね…
「…分かんねぇよ… それ、よく 言われるけど 俺、考えてる つもりなのに、 どういう ことか 全然…」 という良守に激しく同感してしまった。良守と私では、少し違うけれども、凹んでいるときに思うこととよく似ています。言われている言葉の意味は分かるけれど…
いいなあ、シスターとマリアのすれ違いッぷり…! ただ、マリアさんを見ていると、失礼ながら中村さんは美人を描くのが苦手なのかしら、と思ってしまいます。シスターの方が色気があって美人だ。
藤田和日郎さんの新作。第1話「月打(ムーンストラック)」の見開き扉絵がかっこいい! お話はまだ転がりはじめたばかりで今後どうなるか分かりませんが、あいかわらず見せ方はうまいです。装幀も小学館の世界名作全集を模していて凝ってるし。でも、鉢かつ…
こういうサブカルチャー系の漫画は、書き込みが多いのと、コマ割りが変則だから読みづらいな…と思っていたら、カバー見返しに「ゴチャゴチャしてるので普通の漫画よりゆっくり読んでください」と注意書きがありました。そんで、最初からゆっくり読み直したら…
表紙のかえるの王子さまがとってもかわいい。キスじゃなくてメガネで魔法がとけるんですかね。波津さんのロマンスものはモブキャラにも愛嬌があって、すみずみまで楽しめるから好き。今回のインパクト賞は、辛口批評家のダウンズ氏でした。
主人公二人が閉塞していなくて、周囲の人間(家族や親戚、同僚、友人もろもろ)がずかずか二人の間に介入してくるのがおもしろいです。法事から始まる吉野家の一連の騒動は楽しいなあ。夢路行「あの山越えて」にも出てきますけど、他人のことにお節介焼きた…
なんだろう…前作(「レディー・ヴィクトリアン」)は、結構きわどいシチュエーションがありつつも、終始明るく爽やかなラブコメディだったっていうのに、「コルセットに翼」の方は、どうしてこんなにいけない気分になるんだろうか。私の目が腐ったの…か…? …
『ピューと吹くジャガー』をもう少し一般人にも分かりやすくしたようなシュールなギャグ(ラブ)コメディ…と言っていいのだろうか。作者の狙い通り、ときおり挿入されるポエミーな部分に狙い撃たれた。ギャグ部分のなんとも言えない外し方もたまらなく好きだ…
最初は新刊でこちらを見つけて読み始めたが、途中まで読んでどうしても1から読みたくなったので、本屋を5軒ハシゴした。ボニータコミックスα見つけにくいよ! 表紙買いはあまりしなくて、しかもそれが当たるなんてことはめったにないだけに、当たるととても…
美術品ばかりを狙う白波家業の吉田虎之助は、旧家の財宝を狙って入り込んだ山深い里で、神(オオカミ)の花嫁として生贄に捧げられるはずだった真神千越(まがみちお)を盗み出す。戦後すぐの闇の濃い時代、悪党と美少女の奇妙な同居生活が始まる…。トラが千…