コルセットに翼2

コルセットに翼 2 (プリンセスコミックス)
 なんだろう…前作(「レディー・ヴィクトリアン」)は、結構きわどいシチュエーションがありつつも、終始明るく爽やかなラブコメディだったっていうのに、「コルセットに翼」の方は、どうしてこんなにいけない気分になるんだろうか。私の目が腐ったの…か…? 主人公が少女だからかなあ。エセルやベルに比べて、もう一つ社会的に無力ですもんね(本人の資質はこの際関係なく)。「大人にならなくてもいい」というお父様や、「守るべき天使」とかいっちゃう画家の先生とかが、相手の主体性を重んじていたエセルパパやノエルさんとは違っていまいち社交性に欠けるせいかも。でも、登場人物がばんばん増えて、これから彼ら彼女らがどう動くのか、すごく楽しみです。クリスティンがジェシカのあとを継ぐように、あのドジっ子でやたら可憐なメイドさんがセーラのあとを継ぐのかしら、わくわく。