5日目 ロンドン郊外(ヴィクトリア駅〜プー・カントリー〜ハートフィールド村〜ブルーベル鉄道〜ヴィクトリア駅)


朝ごはん(トースト、マーマレード、マーガリン、フルーツ、コーヒー、オレンジジュース)


8:53Victoria駅発
今日こそは、『くまのプーさん』の舞台であるアッシュダウンの森の最寄駅East Grinstead駅に向かいます。
East Grinstead駅から、ミルンが住んでいたHartfield村へは、バスかタクシーで向かいます。駅前のタクシー乗り場でタブレットの地図を見せながら、Gills Lap近くの駐車場で降ろしてほしい、と運転手さんにお願い。
何号線? と聞かれたけれど、うまく答えられず。とりあえず、OKということで、乗せてもらいましたが、支払いは現金のみとのことで、足りるかドキドキでした。
フットパスはあっちだよ、と親切に教えてもらえたのですが、なんと、だいぶ手前のPoohstisks Bridgeの駐車場で降ろされてしまいました。
午後からブルーベル保存鉄道に乗りたかったので、Gills Lapまで徒歩で往復する時間はなく、仕方がないので、フットパスを歩いてプー棒投げ橋へ。
森の中の一本道で、人がいなくて不安になっていたら、後ろから矍鑠たる老婦人と、その息子らしき二人連れが、馬に乗って悠然と私を追い越して行きました。か、かっこいい…。


プーの棒投げ橋
ちゃんと投げました。川は鉄分が含まれているのか赤みががっていて、浅く、流れもゆっくりです。途中で引っかかったのかと思うくらい長い時間をかけて、橋の反対側に流れていきました。

 
棒投げ橋の近くの木の根元にプー宛の手紙がたくさん置かれています。
裏にある小さな扉は、プーのうちというよりは、コブタの家っぽい。

 
 
橋からHartfield村へフットパスをたどります。
ガイドブックに、野原や人の家の牧草地を歩く、と書いてあるのを読んでいなかったら、絶対道を間違えて迷子になるところでした。

途中、ブラックベリーをつまみながら、ひたすら歩きます。黒く色づいたブラックベリーは甘酸っぱくて、とってもおいしかったのですが、お腹を壊すのがこわくて3粒くらいしか口にしませんでした。

 
40分ほどでHartfield村に到着。村の入り口には、大きなオークの木があります。


Pooh Cornerで姪たちへのお土産を買う。
(Hartfield村のバス停)
バスでEast Grinstead駅に戻ります。オイスターカードが使えなかったので、初めて切符を買いました。

クマのプーさん (岩波少年文庫 (008))

クマのプーさん (岩波少年文庫 (008))

 
 
Gills Lapから2時間かけてHartfield村まで歩く予定だったので、ブルーベル保存鉄道の出発まで、1時間以上時間があります。
駅前の大きなSainsburyで時間をつぶしました。


 
ブルーベル保存鉄道
14:15East Grinstead駅発
 
ボランティアの女性機関士さん。煤で汚れたつなぎがかっこいいです。
10キロ足らずの線路を、40分かけてことこと走ります。振動が気持ちよくて、後半ついうとうとしてしまいました。
(終点のSheffield Park 駅)
15:30Sheffield Park駅発
ブルーベル保存鉄道では、予約すれば、アフタヌーンティーや食事を楽しみながらの乗車もできる。
16:37East Grinstead駅発
(バタシー発電所跡地)
Victoria駅に近づいたころに車窓から見える廃墟。


17:35にVictoria駅に到着。バスに乗っていた時に目に入った本屋さんに行きたくて、地図を見ながら歩いて向かいます。
 
(通りすがりのバッキンガム宮殿)

英国王室御用達の本屋さん、Hatchards。
入ってすぐのところに、Hatchards selectionというコーナーがあり、『まぼろしの白馬』『ピーターラビットのおはなし』『ホビットの冒険』『おちゃのじかんにきたトラ』『グレイラビットのおはなし』『くまのプーさん』『ツバメ号とアマゾン号』『本の小べや』『メアリー・ポピンズ』『たのしい川辺』『水の子どもたち』『トムは真夜中の庭で』などなど、私をイギリスへいざなった児童文学がズラリと並んでいました。
イギリスに来て、一番感動したのはここかもしれません。泣きそうになってしまいました。3階の子どもの本のコーナーにも、Treasuresというコーナーに懐かしい本の原書が並べられていて、本当に嬉しかったです。

 
Hotel Russell
イギリス最後の夜は、ちょっといいホテルに泊まりました。
お城みたいなホテルです。でも、インターネットが別料金で15ポンドもかかるし、使い方はわかりにくいしで、そこはベッドフォードのほうがよかったなあ。