2015年春(4月〜6月)

最終回が延期と聞いて、スタッフさんは「SHIROBAKO」や「ハケンアニメ!」のように大変なのかなあと妄想しています。
ヘルサレムズロットという、猥雑で活気のある魅力的な都市で繰り広げられるドタバタアクション、堪能しました。
アニメオリジナルキャラクターのストーリーも違和感なく溶け込んでいたので、本当に最終回が楽しみ。
気が早いですが、ぜひ2期を実現させて、原作のレストラン回や参観日回、チェイン消失回など、ほかのメンバーメインの話をやってほしい。

面白かった!
演奏シーンの作画がよく動いていてリアリティがありました。
人間関係がドロドロになりそうなところをサクサクとクリアして、常にテーマである音楽から離れなかったのがよかったです。

脱衣シーンはもちろん、食べ物の作画がすごい気合が入っていて、スタッフはこの作品の大事なところがなにかよくわかってますね。
おいしさを表現する妄想シーンは脱ぎまくりますが、実際に食べるシーンは、誰もが美しい所作で上品に食べるのが好感度高し。
ゆきひら特製卵ふりかけご飯とか、一色先輩のサワラの山椒焼きとか、自分でも作れなくはないけれど、料理人の腕がものをいう美味しそうな料理が多くて、くやしい…。
ストーリーもよくできていて、毎回の引きが素晴らしく、今期で一番次回が楽しみでした。

正統派少女漫画の魔法少女ものでした。
ミナトくんなんて、本当に正しい少女漫画の王子さまでしたね。
エンジン音が気持ちよくて、宇宙の風景がとてもきれいで、心地よいアニメでした。
魔法少女まどかマギカ』へのストレートなカウンターだったように思います。

継衛で刀をふるうシーンが格好よかった!
本格的なSFロボットアニメで、見ごたえがありました。
原作完結まで、最後まで作ってほしいです。

たまに作画や脚本があやしくなりますが、大河ドラマで毎週まったり楽しみに見ています。
ダリューンアルスラーン過保護なのは原作もですけど、ギーヴと殿下が仲がよさそうなのが面白いなあ。

毎回作画がハラハラしますが、お話はさすがに面白い。
脚本も雑なところがあるので、ちょっともったいないかな…。

新番組

おっさんアニメ。
エルガストルムがもう少し書き込んであればいいのに。
カウボーイ・ビバップの宇宙都市や、「TIGER&BUNNY」のシュトレンビルト、「血界戦線」のヘルサレムズロットのように、犯罪都市はその街そのものが物語を語るような魅力がほしいです。

オープニングがかっこいい。アニメ『屍鬼』の関係者がいる?
日常生活に満足できずに、犯罪に刺激を求めるというコバヤシ君の性格は、いかにも乱歩っぽいです。
登場人物はみんなどこか壊れてそうだけど、不愉快な人物は出てこない(今回被害者の先生ですら)のでストレスなく見られそう。
UN-GO」もそうでしたが、このくらい換骨奪胎しているほうがリメイクの甲斐があると思います。


オープニングがかっこいい。鎌鼬兄妹がたいへん色っぽかったので、期待大です。
会話や動きの「間」がちょっと独特。


王道のファンタジーですが、「11人いる!」的ミステリーを仕込んでいるところが面白いです。
投獄されている間も訓練をかかさないとか、姫様が勝手にとったものの代金をちゃんと払うとか、細かいところでフォローが入っているのがいい感じ。


ダイミダラー」っぽいバカバカしさ。
実際にどうしてるんだろう。成人したときに、市役所とかでみんなで勉強するのかな。


オンラインゲームのファンタジーものって増えましたね。
主人公がガイコツというのが目を引きます。
様子見。


継続視聴

函館〜東京〜大阪


朝ごはんは、函館朝市で塩ラーメンを食べました。

 
函館朝市で、お土産のカニ、ウニ、イクラ、ホッケ、サクランボを買いました。
焼きトウモロコシは、冷たくて残念。


 
10:21 函館発(JR特急スーパー白鳥)乗車時間124分
おやつに、函館駅で買ったさけるチーズと飲むヨーグルトを食べました。
チーズがもちもちしてクセになる味だったので、もっと買っておけばよかった。
12:25 新青森着 乗換時間14分


 
12:39 新青森発(JR新幹線はやぶさ)乗車時間205分

昼ごはんは、新青森駅で買った青森海鮮ちらし寿司弁当を食べました。
今回で最も長い乗車時間ですが、新幹線は防音壁で景色がさえぎられてしまうので、電子書籍で『イザベラ・バード日本紀行』を読んでいました。
16:04東京着 乗換時間6分


 
16:10東京発(JR新幹線のぞみ)乗車時間150分
18:40新大阪着

夕ごはんは、カンテグランテでドライカレーを食べました。

総時間3639分
乗車時間1341分
乗換時間74分
新潟滞在時間265分
秋田滞在時間720分
函館滞在時間1239分

秋田〜函館

 
08:54 秋田発(JR特急つがる)乗車時間164分
朝ごはんは、ホテルのバイキングを食べました。

秋田駅で買ったバター餅。5つもいらないと思っていましたが、結局ぺろりと食べてしまいました。
牛皮のようなやわらかい食感に、バターのコクがあって、わたし好みの味でした。
 
奥羽本線も内陸線なので、海はほとんど見えませんが、岩木山が見えました。
いつか五能線に乗りたいなあ。
線路に沿ってアジサイが植わっていて、今の時期きれいでした。結構長距離にわたって植えられているのですが、誰かが世話をしているのかしら。
11:41 青森着 乗換時間9分


 
11:50 青森発(JR特急スーパー白鳥5号)乗車時間112分
津軽線はしばらく青森湾を望んで走り、蟹田あたりから内陸に入ります。
このあたりから、たくさんのトンネルを通過しますが、社内の電光掲示板にトンネルの名前が次々と表示されて、楽しい。
青函トンネルに入る前には「まもなく青函トンネルに入ります」と表示されるので、わくわくしますね。

青函トンネルは、通過するのに40分もかかります。
海底にトンネル掘って、電車を通すなんて、よく考えて実行しようと思ったなあ。途方もない。
洞爺丸事故がきっかけということですが、瀬戸大橋も、紫雲丸事故をきっかけに具体化したんですよね。
はっ、トンネルに入る前の警笛を聞きそびれた!

13:42 函館着 滞在時間1239分



昼ごはんは、うにやむらかみの三色丼(ウニ、イクラ、ホタテ)を食べました
ミョウバン不使用のウニは、あっさりして舌の上でさらっと溶けてしまいます。こんなに豪華なのにむつごくなくて、満足。



市電1日乗車券を買って、路面電車でとりあえず宿へ。
七部袖1枚では寒すぎたので、ホテルで持ってきた服を全部着込んでから、観光に出かけました。

坂道をてくてく歩いて、旧イギリス領事館、旧函館区会館、元町カトリック教会、赤レンガ倉庫群など、観光地をぶらぶらしました。
有名な建物だけでなく、一般のお家のなかにも、雰囲気のあるシックな洋館がたくさんあります。
雪国らしく、窓は二重窓、玄関はアプローチが大きいです。


ピンクの生クリームでデコレーションしたみたいな可愛らしい幼稚園。現役です。
時間があれば、北方民族資料館や、外国人墓地にも行ってみたかったのですが、日が暮れてきました。

 
夕ごはんは、レストキャビンキャプテンのポークソテーを食べました。
ここでとっても面白い出来事に遭遇しました。

食事をしていると、幼児から小学校低学年くらいの子どもたちがわらわらと入ってきて、「せーの」という合図で「たけーにたんざく」と歌いだしました。
歌が終わると、お店の人が、子どもたちにジュースをあげています。なにこれ。
レストランにいる間、3組の子どもたちが入れ代わり立ち代わりやってきて、歌を歌ってはジュースをもらっていきました。
会計の時に聞いてみると、七夕には、こうして子どもが家々を廻って、歌を歌い、お菓子をもらい歩く風習が北海道にはあるんだとか。
玄関に笹飾りをしているのが、お菓子をあげるよ、というサインなんだそうです。

食べ終わって外に出ると、暮れゆく街のあちらこちらから、子どもが歌う声が聞こえてきました
  たけーにたんざく 
  たなばたまつり 
  おおいにいわおう 
  ろうそくいっぽんちょうだいな
浴衣を着て、サンタクロースのような大きな袋に、もらったお菓子を詰め込んだ子どもたちが、嬉しそうに歩いています。
よく見れば、玄関に笹飾りをしている家が多く、開け放たれたドアからは、段ボールいっぱいのお菓子を用意して待っているお年寄りが見えました

7月7日に函館に来たのは偶然なのですが、こんな行事に出会えて、幸運でした。


函館開港150周年記念事業公式ウェブサイト ハコダテ150
函館の七夕がやってきた(函館の七夕の由来は?)
日本気象協会
函館の 「ロウソクもらい」は七夕の伝承行事
福音館書店
こどものとも2015年7月号「ロウソク いっぽん ちょうだいな」
ちょうど絵本が出ていました。まさにこれ! です。



さて、珍しい行事を見て気分が上がったところで、函館に来たら、やはり見ておかなくては、ということで、ロープウェイに乗って函館山に上りました。

  
人がたくさんいましたが、なんとか展望台の前のほうを確保して、灯っていく明かりを眺めていました。
しかし、完全に暮れてしまう前に、あまりの寒さに撤退。


函館では、大町駅の近く、弥生坂にある函館元町ホテルで一泊しました。
新選組の駐屯地があったところなのかー。

大阪〜新潟〜秋田

 
06:01 大阪発(JR特急ビジネスサンダーバード)乗車時間166分
朝ごはんは、近所のおいしいパン屋さんのパン。
08:47 金沢着 乗換時間34分


 
09:21 金沢発(JR新幹線はくたか588号)乗車時間63分
内装は、私の好きなシックなえんじ色。
10:24 上越妙高着 乗換時間8分


 
10:32 上越妙高発(JR特急しらゆき)乗車時間117分
行先表示の電光掲示、キレイに撮れるのと撮れないのがあるなあ。
うまく撮れないと、どこ行きかわからない(;_;)
特急しらゆきは、越後線じゃなくて、信越本線を行くんですね。日本海岸から離れるのは、残念です。
沿線から見えるお墓に、黒っぽい墓石が混じりだすと、遠くに来たという感慨があります。
12:29 新潟着 滞在時間265分


新潟駅近くの白山公園駐車場で、にいがたレンタサイクルを借りました。
3時間100円で、1時間ごとに100円。やすーい。

昼ごはんは、鮨割ぽう丸伊のにぎり天ぷら膳
本当は、のどぐろ炙り丼が食べたかったのですが、ランチの時間を外したせいか、完売していました。写真を見るだに美味しそう…。


今日は、月曜日なので、博物館も図書館もお休みです。
仕方がないので、サイクリングで新潟島を半周しました。
新潟は、真ん中に信濃川が流れていて、半分が島になっています。
鴨川のある京都、堂島・土佐堀川のある大阪と、川のある街は好きだなあ。


みなとぴあ新潟市歴史博物館
ここで、ハトくらいの大きさで、青くて長い尾羽の鳥を見ました。
オナガ

 
「新潟の夢」王文志
日本海を見ながら、ドン山の手前で街中に戻り、ぴあBandaiで地元の特産品を見て、万代橋のふもとの気になる建物(?)に寄りました。
あ、やっぱり。瀬戸内国際芸術祭で「小豆島の家」を制作した王文志氏の作品でした。
竹で作られた空間に、風が吹き抜けると、吊り下げられた貝殻のカーテンが、カラカラと音を立てます。
この日の新潟は、薄曇りで、日差しはやわらかく、風は涼しく、とてもいい気持です。
市民がふらっと訪れて、思い思いの時間を過ごす、憩いの場になっているようでした。


 
16:54 新潟発(JR特急いなほ9号) 乗車時間129分

おやつは、新潟駅で買った笹団子。
もっちりしたよもぎ団子と甘さ控えめのこし餡で、たいへんわたし好みの味でした。

車窓からは日本海に沈んでいく夕日。
19:03 酒田着 乗換時間3分



19:06 酒田発(JR羽越本線)乗車時間108分
今回はここだけ在来線。学校帰りの高校生が満載でした。
20:54 秋田着 滞在時間720分
今日はここまで。
駅のすぐそばにある東横イン秋田駅東口で一泊しました。
夕ごはんは、新潟Bandaiで買った日本酒マッコリを飲みつつ、コンビニでチーズグラタンと岩塚新潟ぬれおかきを食べました。

人生初! 北海道・函館日本海側縦断旅行

人生初の北海道、函館に行ってまいりました。
電車で。日本海経由で。


これが、JR大阪駅中央みどりの窓口で、百戦錬磨の職員さんに40分かかって発券してもらった切符です。
あら、酒田から秋田までの切符が写っていない。

本当は、金沢から、IRいしかわ鉄道と、あいの風とやま鉄道を使って、日本海岸に沿って行きたかったのですが、第3セクターのため、JRで一括して切符が取れませんでした。
かわりに、話題の北陸新幹線に乗れるから、いいか…。
時短できる分、新潟で下車して観光することにしました。

大関ケ原展 京都文化博物館 2015年6月2日(火)〜7月26日(日)

関ケ原の合戦にまつわる武具や絵画、書簡など、第一級の資料を集めた展覧会です。


入ってすぐには、関ケ原合戦の屏風が六隻あり、いきなり世界に引き込まれます。
好きな人は、ここだけで数時間過ごせそう。
私は、あまり詳しくはないのですが、島津豊久を見つけてにやにやしていました。
プロローグで戦国時代にタイムスリップした後は、秀吉の死、合戦前夜、決戦当日、戦後、と時系列に関連資料が展示されています。
書状や古文書には、すべて書き下し文と現代語訳がついているという親切設計。
各所に、合戦に参加した武将のフリップがあります。
肖像画、所属した軍、どのような活躍をしたかが端的に書いてあり、まさに小説扉にあるキャラクター紹介!


一本の大河ドラマを見たような、一冊の歴史小説を読んだような、充実した展覧会でした。