2008-12-30から1日間の記事一覧

155オタバリの少年探偵たち

「野獣死すべし」を書いたイギリスのミステリー作家の児童文学ということですが、私はこの著名なタイトルを読んだことがないので、勝手にハードボイルドでバイオレンスな作風の人だと思い込んでいたので意外でした。…もしかして大藪春彦と間違えてる? さて…

154シュトッフェルの飛行船

著者は、「魔の山」(読んだことありません)を書いたトーマス・マンの娘でドイツの作家です。シュトッフェルはクリストフの愛称で、貧しいボート番の息子クリストフ少年が、アメリカで成功した叔父に生活の援助を求めて飛行船に密航するというお話です。 飛…

153美しいハンナ姫 

ポーランドの昔話をモチーフとした物語集で、お話はだいたい3パターン。他者への思いやりにいちじるしく欠ける悪人が改心する「美しいハンナ姫」「ヴォイテックの冬作物」と、己の身勝手さのなれの果てに悪人が身を滅ぼす「王女さまの手箱」「若かったわたし…