密室の如き籠るもの

密室の如き籠るもの (講談社ノベルス)
首切の如き裂くもの 迷家の如き動くもの 隙魔の如き覗くもの 密室の如き籠るもの
 今までで一番面白かった。「首切」は都市伝説、「迷家」は昔話、「隙魔」は学校の怪談という、私の偏愛するジャンルの雰囲気が濃厚だったせいだろう。路地の怪談は怖かったよー。あのシチュエーションで、飛んで行った白いものが××だったなんてオチはないだろう!
祖父江偲が、編集者として刀城言耶をコントロールしてたり、逆に掌で転がされてたりするのが楽しい。