上橋菜穂子講演会「ファンタジーの魅力を語る」

 豊中市立岡町図書館で開催されたイベントに行ってきました。
 上橋菜穂子さんは、ファンサイトで、アニメ化や漫画化、文庫落ちのことなどについての自分のスタンスをきちんと説明して、できるだけファンに不安を抱かせないように心を砕いているということは知っていました。
 で、実際にお姿を拝見して、小野不由美さんと同じように、小柄な方だったんですが、ひとたび話し始めると、その明晰さ、さっぱりした気性、参加者への優しさなど、やはりこの人がバルサの生みの親なのだ、と深く納得しました。お話がとてもうまくて、身振り手振りを交え、ユーモアたっぷりに話されるので、会場はしょっちゅう笑いに包まれていました。会場には、常連のファンの方もいましたが、上橋さんの人柄に惚れ込んでしまう気持ちがよく分かりました。
 話の中身も、さすがあの「守り人」を書いた人と思わせられるエピソードばかりで、ものすごく楽しかったです。

 その日、仕事で来られなかった後輩に「どんなだったか聞かせてくださいね」と言われていたので、またレポートを書きました。しかし後輩も、まさか400字詰め原稿用紙45枚分のレポートを渡されるとは思ってないだろうなー。