2日目 ロンドン(パディントン駅〜シャーロックホームズ博物館〜テートブリテン〜キュー・ガーデン〜自然史博物館〜ハロッズ)


朝ごはん(トーストにジャムとマーガリン、フルーツ、コーヒー)
追加料金を払えば、ベーコンやスクランブルエッグも付けられるようでしたが、コンチネンタルで十分でした。
マーガリン塗ってジャムを乗せた薄いトーストは、子どもの頃よく食べていました。懐かしい味。


今日は、ロンドン郊外のプー・カントリーに行くつもりで、Museum Streetのバス停から38系統のダブルデッカーに乗って、Victoria駅へ。ロンドンのバスは、本当にすべてが赤い2階建て。ラッピングしてあるのは日本と一緒だ〜。
ところが、予定先の電車がまさかの運休。海外では、電車はよく止まるとか、止まると1日中動かないことがあるそうなので、急遽予定を変更することにしました。
事前の下調べで、ロンドン市内を散策するなら、パディントンナイツブリッジ、サザークのあたりにしようとぼんやり考えていました。サザークのBorough Marketは木〜土曜日開催だから、今日はパディントン周辺からケンジントン公園をとおってナイツブリッジに行こうとざっくり計画して、Paddington駅へ。
(その日の夜、ホテルでネットで調べたら、人身事故のため1日ダイヤが乱れていたようです)


Paddington駅の『くまのパディントン』の銅像
駅のスターバックスでコーヒーを飲みながら今日の計画の立て直し。雨が降りやみそうにないので、屋内中心に博物館や美術館を回ることにしました。

くまのパディントン

くまのパディントン

 
というわけで、2駅先のBaker Street駅へ。ロンドンの地下鉄は、その場所にちなんだ壁画が描かれていることが多かったです。つぶつぶの一つ一つがシャーロック・ホームズの横顔。

博物館のパンフレットがチケット替わりで、6〜8か国語ほどありましたが、なんというか当然のように日本語ver.もありました。ドラマの影響か、世界中から集まったファンの間で、雨の中、小1時間ほど並びました。外国の人は行列しないって嘘だよなー。

入館すると、狭っ! 置いてあるベッドもとても小さくて、身長155cmの私が寝てちょうどいいくらい。こんなところに男二人が下宿してたのか…と感心します。
上の階には、蝋人形がありました。原作のシーンをかなりリアルに再現してあって、子どもは泣いてた。
そして、最上階がトイレでした。故障したら大変じゃないのかな。本物のトイレは、地下にありまして、隣には蝋人形の制作場所らしき部屋が…。おお〜。
ショップで、妹へのお土産を買って、次はテート・ブリテンの最寄駅Pimlicoへ。

(帰国してから確認したら、裏側でしたorz。どうりで地味だと思った)
TATE Briten
http://www.tate.org.uk/
数ある美術館のなかで、どうして「テート」に行きたかったのか、自分でもよくわからなかったのですが、展示を見て納得。
私の好きなラファエル前派の作品がたくさん所蔵されていたのでした。
ミレイの"Ophelia"や、ワッツの"Hope"が展示されていなかったのは残念。
に、してもイングランドの美術館は太っ腹ですね。ホームページで収蔵作品の画像を公開しています。

Jhon Martin"The Destruction of Pompei and Herculaneum"
神秘的で壮大な大作。
Atkingon Grinshow "Liverpool Quay by Moonlight"
霧に浮かぶロンドンの灯りがきれいです。
Jhon Siger Sargent "Carnation Lily Lily Rose"
日本の特別展で見たことある!
John Singer Sargent"Ellen Terry as Lady Macbeth"
サージェントの本物だ〜。
Jhon William Waterhouse "The Lady of Sharlot"
ウォーターハウス!
Richard Dadd "The Fairy Feller's Master"
"The Chapman Family Collection"
水木しげるコレクションのようなアフリカアートかと思ったら、マクドナルドから訴えられそうな現代アートでした。

水の女  溟き水より From the Deep Waters (〓.T.Classics)

水の女 溟き水より From the Deep Waters (〓.T.Classics)

小雨になったような気がしたので、Kew Gardensへ。
ところが、駅から10分歩いても住宅街から抜けられない。地図だとけっこう近いはずなのに…あんな広大な公園を見落とすはずないし。
ロンドンの道には全部名前がついている、と読み漁ったガイドブックに書いてあったので、通りの名前と地図を照らし合わせると、駅の反対側の改札を出てしまったことが判明。とほほ…。
本当に道の入り口には、かならず通りの表示があるので、それを頼りにやっと公園の外周にたどり着きましたが、こんどは入り口がわからない(広すぎて)。
お昼を食べていなかったので、カフェで、クリーム・ティーをいただきます。

 
ここは、イギリスのお菓子「メイズ・オブ・オナー」で有名なお店です。いわゆるエッグタルトですね。とてもおいしいけれど、こういう素朴なお菓子を王さまが独占したがったというのがイギリスらしいような気がします。
スコーン2つ結構大きくて、おなかがいっぱい。
食べている間にまた雨が降り始め、他にも行きたい博物館があったので、ここまで来てキュー・ガーデンには結局入らず。

 
Gloucester Road駅からロンドン自然史博物館へ。その前に、駅前にあったWaitroseでお土産のショートブレッドと紅茶を買う。
ロンドン自然史博物館は、お城みたいな建物ですが、博物館のために建てられており、随所に動植物のレリーフや天井画が描かれていて、建物だけでも見ごたえあります。

中央ホールの恐竜の化石や、ジャイアント・セコイヤの輪切りも大迫力! 残念ながら、恐竜の化石展示は閉まっていました(泣)。
(奥まで全部鉱物展示)
とにかく広大、かつ膨大な展示で、とても全部は見られません。果てしなく続く標本ケースに収められた鉱物を見るだけでも1日かかりそう。

愉快なミュージアムショップ。


17:30閉館の博物館を後にして、Harrodsでお土産を買う。
Ground Floorには鮮魚や食肉を食べさせてくれるオープン・レストランがあり、日本酒を並べているところもありました。オイスター・バーで牡蠣を食べてみればよかった、とちょっと後悔。買い物を済ませて、外に出たら、晴・れ・や・がっ・た!



晩ごはん(Sainsburyのサラダ・バー)
カトラリーがなかったので、仕方なく手で食べる。
日本のコンビニだったら、「お箸いりますか?」と聞いてくれるし、それも自宅や職場で食べるから断るしで、もらうのすっかり忘れてた!
紅茶はホテルの備えつけのティーバックに、備え付けのポッドで水道水を沸かして飲みました。おいしい〜。