幽霊・妖怪画大全集 大阪歴史博物館

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あーあ、終わっちゃった。
作品の半数以上が前期後期で入れ替え制だったので、前期2回、後期2回、計4回行きました。
工夫を凝らしたキャプションに、会場の雰囲気を盛り上げるエリアごとののれん、絵巻物は前期後期を使って1巻丸ごと見せてくれるなど、至れり尽くせりの充実っぷりでした。この膨大な数の幽霊・妖怪画がひとりの収集家のコレクション(のほんの一部)だとは。
大阪では特別展として、歴博所蔵の「河童図」や、平野区大念仏寺に伝わる幽霊図4幅、八尾市顕証寺の大蛇骨などが展示されていました。特に歴博所蔵の「地獄図巻」は、地獄の鬼に責められる亡者を描いたものですが、鬼がしぶしぶ仕事をしている、という感じなのに対して、責められている亡者がすごく楽しそう、という実にヘンテコリンなもので、こんなものが存在していることを知っただけでも、来たかいがありました。
4/28には、企画・監修の福岡市美術館学芸員、中山喜一朗氏の講演も聴講しました。応挙の幽霊画の源はどこか、という仮説をスライド付きで解説していて、1時間半があっという間でした。
もちろん、グッズも買いまくり。しかし私は、くじ運がものすごくなくて、3回やったガチャポンの3回とも、納豆…もとい傘お化けでした。
楽しかったなあ、そごう美術館(神奈川)2013年7月27日〜9月1日にも行こうかなあ、大阪みたいに地元の作品が特別展示されないかしら。