瀬戸内国際芸術祭2013イベントプログラム 直島女文楽「鎮守の社〜古の舞」 香川県直島・本村八幡神社 13:00〜14:45

    


三番叟/壺坂観音霊験記 〜山の段〜

青春18きっぷが2日分余ったので、実家に帰ってきました。
ちょうど、直島で日本で唯一の女性だけの文楽座が公演をするというので、行ってきました。
チケットは余裕でとれる、と思っていたら、当日券はたったの10枚、12時から会場でのみ配布で、おおいに焦りました。11時に会場に行ったところ、すでに人が並んでいて、私は11人目だったのですが、なんとか入れてもらえました。危なかったー!


屋外で文楽を見るのは、2回目でしたが、春のうららかなうす曇りの下、風を感じながらの観劇は素晴らしかったです。
女性の柔らかな声が、沢市の苦悩、お里の嘆き、そして観音が起こす奇跡を朗々と歌い上げ、心が動かされました。


追記)直島女文楽は、文楽協会の技芸員さんが指導しているのですが、この公演にも吉田文司さん、吉田文哉さん、桐竹紋吉さんが参加して、三番叟の前半と、途中の文楽入門(希望者に人形遣いを体験させてくれる)をしてくださいました。ご挨拶の時に、「今日お越しの方で、国立文楽劇場国立劇場などで文楽をご覧になったことのある方いらっしゃいますか?」と会場に問いかけたところ、100名ほどいたなかで3分の1くらいが手を挙げていました。文司さん、大喜び。


フェリーが夕方まで出ないので、観劇後は芸術祭開催中の島をのんびり散策しました。


ジェームズ・タレル「南寺」
http://www.benesse-artsite.jp/arthouse/minamidera.html
すぐに整理券がなくなってしまう人気作品。
今回は、朝いちばんの便で島に着いたので、すぐに入れました。
人気も納得のユニークな作品でした。
現代人にとって、闇と静寂はごちそうなのだな。