金曜日「魔乳秘剣帖」サンテレビ

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　今期毎週一番楽しみに見ていたのがこれ（えええ！？）。今期のアニメは、見なかったものも含めてバラエティに富んでいて、日本のアニメ制作は爛熟期にあるんだなあ、と実感したのですが、その中でもキング・オブ・バカだった本作が一番好きでした。
　ここまでこだわればあっぱれ、というバカ設定が、女の子が主人公ということの理由付けになってるところが、意外とうまいと思います。しかも王道の剣客ものなんですよね。アニメで正統派の時代劇ってあまりないような気がするので、新鮮でした。いろいろなパロディも楽しかった。何につけてもおっぱいだらけなのに、いやだからか、エロさよりも健康的な笑いを誘うというか。バラエティを見てもあんまり笑わない自分が、毎週深夜に笑い転げてました。修正が必要なアニメをほとんど見たことがなかったので、最初おっぱいが光り出した時にはそういう演出なのかと思ったのは内緒。
　肝心の11話と最終回の絵が残念だったのはしょんぼり。せっかく桜花が、私服…ちがうな、女装…もっとちがう！　まあ、女の子らしい恰好だったのに、オカマさんみた…げふげふ。すっかり毒気が抜けて気のいい姉御になった影房さまに引っ張り回されて困っているのは可愛かった。最後の胸幸兄ちゃんとのやり取りも大変美味しかったし、最後までぶれなくてカッコよかったので、もっときれいな桜花を見たかった…。