ゲゲゲの女房「戦争と楽園」

しげさーん、しげさーん、生きて、戻れーっ。しげるー、死んだらいけんぞー!
 号泣。

 藍子ちゃんの学校でのメンドクサイ人間関係と、しげるの戦争体験を上手く組み合わせて見せていました。
 終戦記念日の8月15日の週にピタリと合わせてきましたねー。朝ドラが始まる直前に放映された「鬼太郎が見た玉砕」を思い出しながら見ていました。「廓の歌」を聞くと、体中から力が抜けるような虚しさしか感じられません。
 学校のなかでは、男子にからかわれるより、女子に絡まれる方がうっとおしいよねー、わかるわかる。プレゼントをゴミ箱に捨てようとした藍子ちゃんが泣き出した時には、正直ホッとしました。弱音を吐ける相手がいるのはええことです。
それにしても、イカルの頼もしいこと。イカルと藍子ちゃんでは、性格がまったく違うので、即効性のある助言ではないですが、自分を認めて応援してくれる人がいることが、支えになるんですよね。しかし、言い返すときのとっておきの言葉というので、なにか役にたつことを言ってくれるのかと期待したら、「名字帯刀御免の家柄ですけん!」。だめだろー!(爆笑) その後、藍子ちゃんがともみちゃんに実際に言っていて、見事な二段オチでした。相手を煙に巻く効果はあったみたいですね(笑)。
見ている側は、クラスメイトが無理を言っていると分かっているのですが、藍子が最終的に自分を変えたいという方向で納得していたので、前向きでいいなーと思いました。
 食卓の家族コントがおかしい〜。喜子ちゃんは、本当にいい味出しています。イカルが老人クラブの勧誘を追い返すシーンで、見ている方まで笑いだしたくなるような満開の笑顔を浮かべていて可愛いったら(^^)。