「トム・ティルドラムに言っとくれ。ティム・トルドラムが死んだとな。」
イギリス民話を見事に換骨奪胎した「猫の王」の葬式行列は、妖しい雰囲気がよかった。この人の可愛らしさと不気味さを両立させる絵が好き。「縹色の猫」は和尚がいい味だしてた。あんなにできた人が、猫一匹のために涙を流すというのがもうね…！
元ネタが、古今東西の猫の昔話や伝説で、分からないものもあるので、ぜひ参考文献などを教えて欲しいところです。「怪談猫」にもあるのかな、出典（笑）。一度目はともかく、帰宅するとそこには…というのは確かに怖い。
