つづきはまた明日

つづきはまた明日 1 (バーズコミックス ガールズコレクション)
 繊細でちょっと痛々しい作風の紺野キタ作品でこんなに笑わされるとは思いませんでした。つまらぬものをきっちゃったり(しかもライトセイバーで!!)、ココロのちゃぶ台がひっくり返されたり。イレギュラーですが、特に「雨の日」がよかった。しかし、小学校1年生の女の子と一緒に冒険をしてしまえる原田のおじさんが少し心配です。こう、ココロがあくがれ出してしまいがちというのは、大人としていいことばかりとは思えない。
年不相応に大人びている杳も心配だけど、あれだけ子どもたちを愛しているお父さんに見守られているから、大丈夫かな。「あの山越えて」みたいに、なんとなく続いていって欲しいシリーズです。