RDG レッドデータガール はじめてのお使い

RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
 なんとなく、こう…CLAMPの「X」の絵柄で脳内変換して読みました。現代日本で巫女や山伏のような時代錯誤の能力者が神霊や大きな運命と闘うという印象が私の中で繋がったのかもしれません。それにしても、泉水子が主人公のはずなのに、深行の心情にものすごく同情してしまいました。深行も自分の尺度でしか相手を測っていない子供っぽいところがあるのですが、それは15歳だからしょうがないと思えるんですね。一方、泉水子は、15歳にしてもあんまりぼんやりしているというか、要領が悪いというか…パソコン教室の一件は、黙っていても問題なかったんじゃないかとか。いや、それでは泉水子のキャラが変わってしまうのか。
 これから、泉水子をつけねらう人たちや、守る人たちがどんどん出てくるのかな。個人的には、和宮さとるに再登場を願いたい。泉水子のピンチにとんできてよ。

「身分がちがいすぎる。深行がなれるとしたら、せいぜい下僕とわきまえるんだな」