サクランボたちの幸せの丘

 リンドグレーンのデビュー2作目。16歳になったバーブロとジャスティンの双子が、引退した父親と移り住んだリルハムラ農場での日々を、バーブロの視点でユーモアたっぷりに描いています。これが「はるかな国の兄弟」を描いた人とは思えないほど、朗らかで明るいお話でした。農場でのきついけどやりがいのある仕事や、野いちごつみ、野山の自転車遊びは、今読んでも実に楽しそうでした。