精霊の守り人 全26話

未視聴回:18〜20話
評価:B+(A.好き B.まあまあ C.つまんない ±.脚本、作画、キャラクター等、作品全体の出来)
原作:既読
OP・ED
OP「SHINE」私には、ラルクの歌って全く心に響かないのですが、好きな人はものすごくはまるらしいので、感じ方の差が不思議。
ED「愛しい人へ」広大な天と地の間にたった一人で凛と立つチャグムの孤独と強さを思います。これからこの子が歩んだ凄惨な旅路と、原作以降彼が歩む孤独との戦いを思って胸が痛みました。でも、チャグムは孤独だけれど、その孤独を支える彼の強さは、バルサやタンダ、シュガ、そのほかたくさんの人々との、かけがえのない絆からもらったものなんですよね。だから、胸は痛むけれども、彼が決して不幸ではないことが分ります。
好きな回
第十六話「ただひたすらに」己の技量を駆使してバルサたちの居所を探る狩人が見事だった。
第二十二話「目覚めの季」「俺がその薬に…」あわわ、原作の好きなシーンが前後もかなり忠実に再現されてて、しみじみよかった。全体に、タンダがヘタレじゃなかったらよかったのになあ。タンダが、バルサに負けずかっこいいから、この二人の気持ちの行方に心ときめくのですよ。
第二十六話「旅立ち」「一暴れしてやろうか」冗談半分、本気半分の難しい台詞。安藤麻吹さんの声は、バルサにぴったりで惚れ惚れかっこよかった。
コメント
 原作を読み返した直後だったのがよくなかった。アニメはスタイリッシュすぎて、泥臭さや生活臭が足りんよ、と思っているのだけれど、原作を知らない人の感想を読んでいると、そういうところがいい、と評判がいいので、やっぱり原作は少し忘れた方がいいみたい。神山監督の作品世界に素直に入っていけず、原作との違いばかり気になってしまった。終わりの方は面白く感じたから、11月からの再放送では、原作との距離をうまく取って見たいと思う。
 原作を貫く、著者の倫理観、世界観が本当に好きだ、と再認識しました。スピード感のある物語なので、いっそ映画のほうがよかったかも。