ロミオ×ジュリエット 全24話

未視聴回:13〜21話(第02幕から視聴開始。見逃した第01幕は、その後インターネット配信で視聴)
評価:評外 途中見てないので…(A.好き B.まあまあ C.つまんない ±.脚本、作画、キャラクター等、作品全体の出来)
原作:既読
OP・ED
OP1「祈り"You Raise Me Up"」LENA PARKの歌声と、二人の運命を予感させるような映像に一気に引き込まれます。甘く、切ないメロディラインに酔いました。
好きな回
第03幕「恋心〜残酷な悪戯〜」初恋を知った初々しい二人が、いまどき少女漫画でもやらないような演出で、可憐に描かれていて、ときめいた〜。
コメント
 悪役である大公とオフィーリアの性格付けが浅いため、主人公達の悲劇性が際だたなかったように思えます。モンタギュー側にも、やむにやまれぬ事情があって、それとロミオが板挟みとなれば、二人の引き裂かれ感も増したんですが。例えば、エスガラスには生贄が必要で、大公はその連鎖を断ち切るために最後の種を持つジュリエットを殺そうとしてたとかさ。OPから期待した物語と本編があまりにもかけ離れていたのが、途中で脱落した原因です。
 キャラの見せ方はうまくて、最終幕のエンディング、八百屋のエプロンがあまりに似合ってたキュリオとか、そこでポニテにするのかと意表を突かれたフランシスコとか、少年と青年のちょうど間に立つアントニオの爽やかさとか、黒衣を脱ぎ捨てたティボルトの穏やかな笑顔とか、思わず姿勢を正して見てしまいました。女としてのたくましさを見せてくれたハーマイオニーもすごくよかった。
 悪役の造形と世界観をもっとかっちりしてれば、きっと最後まで見通せたのに、つまらないと切って捨てるには惜しい作品でした。