のだめカンタービレ最終回

 のだめ部屋やのだめ実家、裏軒の内装や、のだめの持ち物(ストラップとかこたつの柄とか!)など、細かいところまでこだわりまくった、とっても面白いドラマでした。裏軒のメニュー表はもっとじっくり見たかったな、「三木清良の真っ赤なチャーハン」って…。
 キャストもよくここまで原作に近い役者を集めたな、と思う絶妙さでした。千秋と黒木くんが私のイメージからはちょっと違ったくらいです。ミルヒーとオクレル先生はまあ別格として(笑)。特にハリセン役の豊原功補の演技がは良かった。「丸腰や…!」は原作にもないキメポーズで、ここで惚れちゃいましたね。千秋と階段で対峙するカットはめちゃくちゃ格好良かったですし。こういうけれん味たっぷりのあくの強い役者さん大好きです。 
 それにやっぱり音楽がいい〜。演奏に時間を相当割いていて、特に最後のベト7はモノローグもなくてここだけ見たらN響アワーみたいでした。360度客席のホールもものすごかったです。終わった後の静寂、余韻を大切にしていて、作った人はクラシック音楽に理解のある人なんだろうと思いました(峰くんが演奏してるので、誰がブラボー言うのかと思ったら(ミルヒーかと思ってた)峰父だった!)。
 観客の拍手で幕という終わり方も、にくい演出でした。パリ編も見たいけど、それはさすがに無理でしょうね…。

追記:ロケ地…ホントに福岡県大川市でやったんですか。のだめ家族の大川弁も上手いなあと思ったら、基本的に九州出身の役者さんをそろえたとか。