こんなに楽しい妖怪の町

こんなに楽しい!妖怪の町

こんなに楽しい!妖怪の町

 長らく積ん読本でしたが、境港の旅のお供に持って行きました。
 水木しげるの伝記であり、境港の観光ガイドブックであり、町おこしの記録でもあるという、一粒で3度おいしい好著でした。これは、著者が非常に上手く構成を練ってあるためで、妖怪好きでなくても、町作りに関心のあるビジネスマンにもおすすめしたい。行政と民間が非常に上手く連携して、試行錯誤しながら手作りの観光地を作っていく過程はなかなか感動的でした。ナレーションは嫌いですが、プロジェクトXでドラマを作ってもいいくらいです。
 鬼太郎電車、もう一回乗りたいなあ。行きはネコ娘、帰りはねずみ男と微妙に外してしまいました。そして今回の旅行の一番のびっくりは、水木しげる記念館にヨ・ウンゲ(『チャングムの誓い』チョン尚宮様役)のサインがあったことです。