2011-07-20から1日間の記事一覧

柳宗民の雑草ノオト 

雑草の名前を知りたくて、最近関連の本を読むのだけれど、外来植物の扱われ方がたまにひどいものがあって、もやもやすることが多い。 その点、本書は、外来植物であろうと、美しさ、健気さを素直にたたえ、愛でる温かな書きぶりで、とても和む。

私家版差別語辞典 

前半の被差別部落の記述は読みごたえがあったけど、後半はややぐだぐだだったような。 こういう主題の本は、どうにも身構えてしまうけど、これは軽いエッセイ風の書きぶりで、とっつきやすいし読みやすかった。 被差別部落を「路地」と言い換えて書くだけで…

幻想郵便局 

あの世とこの世のはざまにある郵便局という設定や、キャラクターなどは面白いのに、どうにもパンチが弱い。 姫神様が素敵だったので、もっと彼女との土地をめぐる争いに焦点を当てて派手な展開にした方が面白かったかも。 配達はお炊き上げというアイデアを…