2015年冬(1月〜3月)

もっんのすっごく面白かった!!
主人公たちが作中作で実現しようと奮闘したことを、作品の中でしっかりと表現しているところに心意気を感じました。第23話「続・ちゃぶだい返し」のあおいの涙は、声優さんの演技と表情の演技があいまってぐっときた(涙)。
あと、「悪者」を作らずに、誰にも何かしらできる「仕事」があるということを丁寧に描写していたところも好印象です。あのタローが、空気の読めなさを最大限発揮して、平岡君と「バディ」になるとか素晴らしい。
武蔵野アニメーションの過去編もよかったですし、あおいが「過去には負けません!」と言ったのもさわやか。「山はりねずみアンデスチャッキー」のオープニングが、すごく耳に残っているので、配信はよ。

父と子の物語、母の愛の物語であったのだなあ。
レオンはしっかり主人公でした。深い挫折を経験して、後半すごく大人びたけれど、ラスト、アルフォンソ王子とエマの元へ帰るときの声は、もとの甘えたような少し子どもっぽい声だった演技が好きです。あの二人が、レオンの安心できる人なんだね。よかった…。
かっこいいアクション、グロテスクなホラーの造形、王道の成長物語で毎週とても楽しませてもらいました。面白かった!

鞍馬山の子天狗たちがちょう可愛い。ホームグラウンドなのにあまり活躍できなかったクラマが不憫でした。いいやつなのに。あからさまに狙ったものより、本作の真寿郎と翠郎と二郎の三人の関係のほうがトキメキましたぞ!
今期OPED賞。川越に聖地巡礼に行きたいなあ。

見落としていましたが、桃姐の感想を見て、配信を利用して追いかけなおしました。渋いオトナアニメで面白かったです。マユのエピソードは軽いノリで終わるのかと思ったら、もう一幕あってビックリした。
毎回、声優さんの声に引き込まれましたが、特にラストの前野さんと瀬戸さんの渾身の演技は大迫力。
しかし、転生と虚無の意味がほとんど最終話に近くなるまで明かされなかったので、裏の意味があるのかと勘繰ってしまっていました。いちおう仏教徒なので、転生と虚無は見方によって等価なのかと思ってしまったんですよね。最初から、意味を知っていたほうがおもしろく見られたと思います。てか、虚無がそういうところなら、裁定まちがったり、いい加減にしちゃダメじゃん! 第1話の彼女なんて気の毒としか。
本編と雰囲気が全くあっていないオープニングが大好きです。

せっかくオリジナルキャラクターを登場させたのだから、もっと彼らがストーリーを引っ掻き回してもよかったと思いました。関わる人間が増えたなら、結末も変わってもおかしくないのに。

3対3のチーム戦にしたのだから、もっと戦略を意識したバトルが見たかったな。結局、ガチバトルがメインだったような気が…。
無印は、ラブコメやライバルとの対決などいろいろな要素が入っていて、それが世界大会で勝ち抜くという目的とうまく絡み合って、毎回引き込まれたのですが、トライは目的と色々な要素が、まとまらずに散漫になったような印象を受けました。一つ一つのエピソードは面白いんだけど、薄いというか。
最終回は、ミナトのやらかしたことが私的にギャグですまないNGだったのがすごく残念。ミナト好きだったんだけどな…、いくらバカとはいえ、人の気持ちに無頓着なバカはだめだ…。最終回は、メイジンとラルさんの大人げない対決とか、タテオのマモルへのライバル宣言とか燃えるエピソードが満載の楽しい回だっただけに、本当に残念(泣)。