松代〜十日町〜大阪

7:30朝食


   
2011年3月12日の長野県北部地震では、ここも被災したそうですが、きれいに改修されていて、とても居心地のいいところでした。
芸術祭開催期間中や、雪遊びの時期には、80床の二段ベッドがいっぱいになるそうです。


    
大地の芸術祭の作品は、2メートルの雪の下ですが、十日町に美術館があるので、今日はそちらに行くことにしました。
まつだい駅まで送ってくれるそうなので、それまで周囲を散歩しました。ちょうど雪が降っていて、一面真っ白な世界を当てもなく歩く、というこの上なく贅沢な時間が過ごせました。
地元の人は、2メートルも雪が積もっているのに、「雪を見に来たのなら、ずいぶん溶けちゃっていて、残念だね」とか信じられないことを言っていましたが…。
3枚目の写真は、雪に埋もれて上部だけが出ている草間彌生の「花咲ける妻有」です。
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/tsumari_in_bloom


9:57まつだい発(ほくほく線越後湯沢行)

10:07十日町


越後妻有里山現代美術館「キナーレ」
http://kinare.jp/
十日町まで来ると、雪はずいぶん減っていました。
入館料を払うと、学芸員の人が解説してくれます。ここでも客は私一人のため、マンツーマンだったのですが、こちらの作品鑑賞の邪魔はせず、さりげなく説明してくれるので、私も瀬戸内国際芸術祭の話などをして、楽しかったです。
クワクボリョウタ「LOST #6」
http://www.echigo-tsumari.jp/artwork/lost_6
これがとてもよかった。時間さえあればもう何周か眺めていたかった…!


昼食

併設のカフェでいただきました。
宿とここで、米とお酒を大量に買い込んでしまい、荷物が重いです。


さあ、ここから一路大阪へ、ひたすら乗り継いで帰ります。
12:13十日町発(ほくほく線直江津行)

13:06直江津


13:12直江津発(北陸本線金沢行)

親不知のトンネルを抜けたところは、高速道路の高架の柱を日本海の波が洗っていて、ここを車で走るのは気持ちがいいだろうな、と思いました。
  
車中でいただいたおやつ。黒豆は、「キナーレ」でお土産を買った時におまけでもらったのですが、ストライクに好みの味でした。買っておけばよかった。
16:28金沢着


16:38金沢発(北陸本線敦賀行)

19:07敦賀


19:19敦賀発(湖西線回り京都行)

21:12京都着
夕食


21:29京都発(東海道本線網干行)

22:00大阪着
9時間47分かけて大阪に到着。
帰りの車中では、音楽を聴いたり、坂口安吾堕落論 (角川文庫)』を読んだり、おやつを食べたり、眠ったりして過ごしました。
もう1冊、ハードカバーを持って出たのですが、2日目にお土産と一緒に送り返してしまいました。1日目に、時刻表眺めて、まつだいから大阪まで、長野・名古屋経由で帰れるか、というようなシュミレーションをしていたら、まったく退屈しなかったので…。