人吉〜熊本〜博多〜新大阪

10:09人吉発 特急くまがわ2号 熊本行
 
来る時は、SLに気を取られてゆっくり車窓を眺められなかったけど、肥薩線「川線」から眺める球磨川は素晴らしかった。運転席の後ろに陣取って、ずーっと線路を眺めていました。
   
11:33熊本着
熊本駅の前には、「くまもと森都心プラザ」という新しい市立図書館が10月1日オープン予定。惜しかった…。
 
熊本城
路面電車で熊本城へ。路面電車の走る城下町は、香川県民にはとっても懐かしい感じがします。高松にはないけど、岡山とか松山とか、ご近所さんの風景なんですよね。
熊本城は、今にも変形して熊本の平和を守りだしそうなつらがまえでした。

あと、お城を夢中になって撮っていたら、画面にみょうなものが写っていることに気が付く。さすが観光地、平日なのにこのサービスっぷり! 皆さま、暑いのにご苦労様です。
 
熊本城は、寄付をすると城主になれる一口城主というユニークなシステムで城を復元しています。10年で10億円以上集めたとか。愛されてるな、熊本城! 管理が行きとどいていて、素晴らしいお城に大興奮したのですが、一番気に入ったのは↓この階段。段差を小さくすることで、とても上がりやすくなっています。熊本城は、どーん! ばーん! って感じの、ものすごく「男らしい」お城なんですが、こういう細やかな心遣いが感じられるところもあって、惚れました。

熊本城で思わぬ時間を取ってしまい、あわてて小泉八雲の旧居を見学。五高って熊本にあったんだな、と今更な感慨にふける間もなく、新幹線の時間が迫っています。

15:04熊本発 つばめ348号 博多行
     
「さくら」「みずほ」という妹達が、積極的に外に出て九州に人を引っ張ってくる中、お姉さんの「つばめ」は、引っ込み思案な深窓の御令嬢のごとく、九州からは出てきてくれません。なので、1本で新大阪に帰れる便もあったのですが、わざわざ博多で乗り換えの便を選びました。というのも、そもそも私が九州の電車に興味を持ったきっかけがこの本だったからです。

ぼくは「つばめ」のデザイナー―九州新幹線800系誕生物語

ぼくは「つばめ」のデザイナー―九州新幹線800系誕生物語

著者の水戸岡さんは、SL人吉、いさぶろう・しんぺい号はやとの風など、JR九州の列車のデザインを数多く手がけていて、統一したイメージを作り出すのに成功しています。今回は、彼のデザインを堪能する旅でもありました。
15:55博多着
16:30博多発 のぞみ52号 東京行

18:58新大阪着
「のぞみ」に乗ってから、頭痛・悪寒・眩暈がして、どっと疲れが出たのねーと思ってました。手足は、筋肉痛で、燃えるように熱いし。あんまり苦しくて、帰宅してもよく眠れずに一晩七転八倒したのですが、翌朝、すこし楽になって、冷静に考えてみたら、完全に熱中症でした。危なかった。熊本城に興奮しすぎた…。