クリスマス・イブ

クリスマス・イブ
朝になるまではイブ…だよな。
数あるクリスマス絵本の中でも大好きな1冊です。
と言っても、子どもの頃から、というわけではなく、読んだのは大人になってから。
暖炉のある家でもなく、ほんもののもみの木を飾っていたわけでもなく、イブに大人達が賛美歌を歌って家々を回るような習慣も、むろんなかったのですが、真夜中に起きだしてそうっと階下に降りて、また寝床に戻るという行為の緊張と高揚がありありと浮かんできて胸が痛くなるほどでした。まるで、自分が本当に経験したかのように。
オレンジと黄色と黒の3色しか使われていない絵本ですが、特別な夜の輝きを、ほかのどの絵本よりも鮮烈に伝えてくれます。


タイトルを「クリスマスのまえのばん」と勘違いしていて、ずいぶん探してしまいました。
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