ゲゲゲの女房「人生は活動写真のように」

相沢「喫茶店でばったり」すがちゃん「そしたらおじいちゃんがばったり」
 相変わらずいい味出してるなあ。しかし、布美枝さんの「結婚するんです…相沢さんが」で、えええええ〜!? すがちゃんの結婚はどうなったの?と心配しましたが、先週から作中時間で3年経っているのか。村井夫妻は仲人は初めてということですが、すがちゃんは別の人に頼んだんですよね、きっとそう。相沢さんのマリッジブルーの相談に笑顔で乗ってたところをみると、無事に結婚して何とかやっていると信じたい…! 
 結婚して六十年、親よりも長く一緒に過ごした絹代と修平夫婦の情愛が細やかに、ユーモラスに描かれていて、こんなふうに年を重ねるっていいなあと思いました。竹下景子風間杜夫の演技がまたいいんだ…。やきもちを焼くイカルがなんだか可愛くて微笑ましかったです。最後に香水をつけてあげたのは、きっと遠くに旅立つ修平さんに、おしゃれをさせてあげたかったんじゃないかなあ。
 藍子ちゃんやよっちゃんも、進路に悩むお年頃になりました。やりたいことをやるには勉強が必要なんだけど、やりたいことが見つからないと、勉強のモチベーションが上がらないよねー。藍子ちゃんはやりたいことを見つけたようですが、よっちゃんは迷い中。将来どうなるんだろうって不安だよね。好きなこと、やりたいことをやればいいと言われても、それが見つからないから困ってるんじゃんよ。
イトツが人生について語って聞かせるところは、祖父と孫のいいシーンでした。のんきなよっちゃんは昔からおじいちゃんと仲が良かったもんね。「人生は流れる雲の如し」よりも「屁の如し」の方が含蓄がありますが、お年頃の女の子にアドバイスするのに、屁はないな。娘たちの進路問題は来週が本番のようです。あと2週か…。
 夢の中の映画館はしんみりしましたが、人生の終わりが、軽やかな音楽とともに大切にしていた鞄に書かれたエンドマークとして訪れるのは、なにものにも縛られず、いつもほがらかに生きた修平さんにふさわしいものでした。
 イカルを引き取りに行った帰り道、電話ボックスやらリーゼントの不良やら、やっと自分にも「懐かしい」と実感できるものが出てきましたよー。。