サマーウォーズ

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 どうしても8月中に見たくて、ギリギリセーフです。
 すでに評価の高い作品で、今更私がわざわざ言うまでもなかろうと思うのですが、実際に見た感想を。はい、参りました、面白かった…! 
 仮想空間でのアクションかっけー! 上田市の風景きれー! ばーちゃん、カズマ、リイチさんすてきだー! ドイツの子どもが出てきたとこで泣いた…!
 細田監督の作品は、やりすぎなくらい爽やかなところが魅力です。
 健二が解いた暗号、最後の一文字が間違っていたというエピソードは、本筋にはあまり関係なかったかもしれませんが、健二が数学オリンピックの日本代表になれなかった要因が分かったエピソードでした。こういう細かいところまで作り込んである作品は、見応えがあります。神は細部に宿りたもう。
 細部と言えば、27名もの主要登場人物をきっちりと描き分けて、全員を見せきったというのも、考えてみなくてもすごいことです。名前までは覚えきれなくても、人柄とか職業とか、家族の中の関係とかが、ちゃんと分かるようになってる。そういうところでストレスを感じることなく、すっと物語に入っていける。脚本、キャラクターデザインなどのプロの仕事が光っていました。
 花札(コイコイ)のルールは、知らなくても十分楽しめたけど、ちょっとくらい予習していけばよかったかな。でも、前情報はテレビCMだけで行って正解でした。ワクワク、ドキドキして、2時間、すっごく楽しかったです。

 それにしても、カズマは普通にかっこいいキャラクターなのに、なんだあの髪型。私を片目隠し好きと知っての狼藉かっ。