異体字の世界

異体字の世界―旧字・俗字・略字の漢字百科 (河出文庫 こ 10-1)
 がさつな私には、いったいどこが違うのか分らない線一本、はらい、ハネ、点のあるなしで異体字になっちゃうところが怖い。虫の異体字の紹介のところに『蟲師』の名前を見つけてにんまりしてしまった。ご縁がありますねえ、にやにや。この後すぐに片山廣子『新編燈火節』を読み始めたので、とてもタイムリーだった。月曜社から出ているこの本は、きちんと異体字を使って書かれているので、とっても雰囲気がいいのだ。表紙もすてきだし、梨木香歩の解説もいい…でもまだ読み終わっていない(がく)。