新耳袋殴り込み

新耳袋殴り込み

新耳袋殴り込み

 こ、この人達も、ずいぶん文化圏の違う人たちだなあ…。いわゆる暴走族の「ヤンチャ」少年がそのまんま大人になったって感じで、ヤンキーに計画性とかマナーとか言っても無駄だよな、と、早々に観念する。これでドタバタ珍道中だけだったら、途中で投げてたところだけど、けっこうちゃんと怖い体験も語られているので、最後まで読んでしまった。
 ただ、著者たちは、他人の土地に不法侵入したり、あまつさえ住人のいるマンションに落書きしたりと、明らかなマナー違反を犯していて、そういう人の著作にお金を払ったのはちょっと悔しい。怪談を楽しむことは、確かにそもそも不謹慎なことではあるけれど、それと法律やマナーを守らないこととは、また別の問題。