にんげんドキュメント「対話がアニメを作り出す〜監督神山健治〜」

 放映前に原作を読み返さないと!
 バルサの生い立ちで「普通のOL」と共通項があるかどうかはかなり怪しいと思うのですが…。解釈に違いがあるのは当然として、原作に完璧に忠実に作った『蟲師』と違って、半分がオリジナルだとその「違い」が鮮明に見えるだろうなあ。バルサは「女」で「30歳」で「武人」であることのすべてが魅力なので、そこを上手く描いてあればいいと思います。脚本陣に女性がいたら、どうなったのかちょっと興味があります。
 力のある作品を作るには、原作への「愛」が必要ですが、その上で原作ファンを納得させるには原作への謙虚さも大切だと思います。監督の描きたいことが先行してしまうと、キャラや物語の主張が全然違ってくることがありますもんね(「鋼」とか映画「蟲師」とか…)。