乙嫁語り4

乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)
 「嫁」って便利な言葉だな、と改めて感心しました。結婚前でもあとでもどっちでも使えるもんな! 
 読者によって、読み方のレベルを自由に設定できるのところがいいですね。文化や歴史に詳しい人は、書き込まれたささやかなエピソードや描写にニヤっとしたり、伏線を読みとったりできるだろうし、背景を知らない人でも、キャラとストーリーで楽しめるようになっている。
 読み終わった後に、不意に台詞や絵が蘇ってきて読み返したくなるシーンがあるっていうのは一流の創作物の条件だと思います。今回は、双子と兄弟がお互いの結婚相手を知って一緒にいるシーン。あと、パワフルなお母さんが、花嫁修業をサボろうとする双子に投げつけるもの(笑)。